中国株式市場、世界株安受け下落続く

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中国経済の失速が世界経済に与える影響を、5都市の特派員が解説(英語ビデオ)

 中国株式市場は25日午前も続落した。前日は2007年以来の大幅な下げとなり世界同時株安に波及。中国経済の失速が世界経済に影響を及ぼすとの懸念が広がった。

上海総合株価指数は、25日前場の終了時点で前日終値比4.3%安の3071.06。8.5%の下げを演じ、中国の国営メディアが「ブラック・マンデー」と表現した前日に続く下落となった。海外でも欧米の各市場で株価は下落している。

アジア各国の株式市場でも取引開始時は続落となったが、買戻しの動きも見られた。

上海総合株式指数は25日、6.4%安で寄り付いたが持ち直した。3000のレベルは投資家にとって心理的な節目とみられており、これを下回ると一気に売りが殺到する可能性がある。

投資家の間には、経済規模、モノとサービスの輸入の両面で世界第2位の中国経済が減速することで各国経済や企業が悪影響を受けるとの懸念が世界的に広がっている。


「中国政府は真剣に思案」キャリー・グレイシー、中国担当エディター

一部の投資家は政府が劇的な市場介入を行うと期待していた。

しかし、過去2カ月にわたって数千億米ドルにも及ぶ公的資金を投入し、相場を支えようとしてもうまくいかなったことから、中国政府は長期的に維持可能な株価レベルについて真剣に思案している。

順調な経済が政府の統治に正統性を与えているほか、株価の上昇が経済全体の減速による問題を和らげると期待していることから、中国政府にとって今回の金融市場の危機は、政治的に大きな危険を伴っている。


中国政府はここ数カ月、景気維持のため金融市場に介入をしてきた。しかし、2週間前に中国人民銀行(中央銀行)が人民元の為替レートを切り下げた際には、中国経済がこれまで考えられてきたよりも悪化しているのではないかとの不安が改めて世界で高まった。人民元の切り下げは中国の輸出価格を引き下げ、同国の輸出を促進する効果がある。

アジアの各国市場では、寄り付きはマイナス圏だったものの、前場終了時にはプラスに転じ、大方の予想よりも強い結果となった。

香港市場のハンセン指数は1.6%高、韓国総合株価(KOSPI)指数は1.3%高、オーストラリアのS&P指数は2.4%高でそれぞれ前場を終えた。

Image copyright AFP
Image caption 中国経済失速の懸念がアジア各国の株価下落を呼んでいる。

24日の欧米各市場では軒並み株価が下落している。米国のダウ工業株30種平均は、前週末比6%安まで下げた後に戻し、終値は3.6%安だった。英国のFTSE100指数4.6%安で引けている。

フランスとドイツの主要株式指数はそれぞれ5.5%安、4.96%安で引けた。

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