オリバー・サックスさん死去、脳神経科医でベストセラー作家

Oliver Sacks Image copyright Getty Images
Image caption オリバー・サックスさん

 英国出身の神経科医オリバー・サックスさんが30日、ニューヨークの自宅で亡くなった。82歳だった。著作「レナードの朝」は映画化されアカデミー賞の候補にもなった。今年2月に末期がんと診断されたことを公表し、「死に真正面から向き合っている」と書いていた。

広報担当ジャッキー・グレアムさんは「彼のような人はほかに会ったことがない」と追悼。作家J.K.ローリングさんは「インスピレーションを与えてくれる人だった」と振り返った。

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Oliver Sacks spoke to the BBC about his life and how much we still have to learn about the brain

リバー・サックス医師がBBCに、自分の人生を振り返り、人間の脳の謎について(英語ビデオ)

サックス医師はロンドン生まれのサックス医師は、1965年以来ニューヨークに在住。「Awakenings」(邦題「レナードの朝」)、「妻を帽子と間違えた男」など、珍しい医療の事案を扱った数々の著作で知られる。ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズが共演した映画「レナードの朝」は1991年にアカデミー賞の作品賞を含む3部門で候補となった。

科学と文学への貢献を認められ複数の名誉学位を与えられているほか、2008年にはエリザベス女王の誕生日の叙勲で英帝国勲章(CBE)を与えられている。

広報担当のグレアムさんはBBCに対して、サックス医師が「彼のような人はほかに会ったことがない」と話した。訃報を知らせてきたサックス医師の長年のアシスタントは、「とても良い人生を生きたと同じように、とても良い死に方でした」とメールで書いてきたという。

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Image caption Dr Sacks received a CBE from the Queen in October 2008

グレアムさんはサックス医師について、「今年1月から自分の病気について知ったわけですが、最後は愛するものや人に囲まれて、とても穏やかに亡くなりました。最後の最後までたくさんのことを私たちに教えてくれました」、「人間らしくいるとはどういうことか教えてくれたし、死ぬとはどういうことかも教えてくれました」と話した。

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Oliver Sacks discussed Awakenings and the impact music can have on the brain when he appeared on Desert Island Discs in 1994

「レナードの朝」について語るサックス医師(英語音声)

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