ブダペストの駅、移民に再開

The station opened its doors on Thursday morning
Image caption 移民に対して閉鎖されていたハンガリー・ブダペストのケレティ駅が再開(3日朝)

 ハンガリーの首都ブダペストの主要駅が、中東などからの移民に対して駅を閉ざしていた問題で、ケレティ駅は3日朝、集まり抗議していた数百人の移民の入場を再開した。2日にわたり閉ざされていた駅の扉が開くと、数百人がプラットフォームに急ぐ姿が見られた。

しかし西欧行の国際列車は「当分の間」運行を停止すると発表され、ハンガリーを通過してドイツなどに向かいたい移民の多くがいつ移動できるのかは不透明な情勢だ。

移民受け入れに反対の姿勢を示しているハンガリーのオルバン首相は、ブリュッセルで開かれている移民危機に関する欧州連合(EU)首脳会議に出席している。

お使いの端末ではメディアプレイバックはご利用になれません
The BBC's Nick Thorpe: "The crowds came surging up the steps and onto the platform."

<ビデオ> ケレティ駅からニック・ソープ記者「大勢が広場を走って駅に向かい階段を駆け上がっている(英語ビデオ)

ケレティ駅からドイツやオーストリア行きの列車に乗ろうとした大勢の移民は、1日と2日にかけて駅に入れず、駅前で抗議していた。警察との小競り合いも発生した。

これに先立ちハンガリーは一時、移民登録作業を中止して、手続きなしで西欧行き列車への乗車を認めていた。

欧州にやってくる移民の数は7月だけで10万7500人と、記録的な数字になっている。

ドイツ政府は、昨年の4倍にもなる80万人を今年受け入れる方針を表明。しかしEU各国の足並みは揃わず、独・伊・仏が難民の「公平な分担」を要求するなど、議論は紛糾している。

Image copyright Reuters
Image caption ブダペストのケレティ駅で列車に殺到する移民の人々(2日)

イギリスのキャメロン首相は2日、難民を「どんどん受け入れること」が解決策ではないと発言した。

移民危機がいかに深刻かについては、各地で移民が次々と遺体になって発見される事態で改めて浮き彫りになっている。2日には地中海を越えてギリシャに渡ろうとした移民12人の遺体がトルコの浜辺に漂着。中でも幼い男の子がうつぶせに倒れている遺体写真が配信されたことで、ソーシャルメディアを中心に多くの人が衝撃を受けた。

お使いの端末ではメディアプレイバックはご利用になれません
90秒解説 移民が押し寄せるEU、受け入れの仕組みは