北朝鮮、核兵器を「質と量において」拡充と

File photo: Satellite image of a five-megawatt nuclear reactor (centre left) in Yongbyon in North Korea, 7 November 2004 Image copyright Science Photo Library
Image caption 寧辺の原子炉では核兵器の原料となるプルトニウムの抽出が可能。2004年11月7日撮影。

北朝鮮は15日、ウラン濃縮施設をはじめとする寧辺の全ての核施設や原子炉が正常稼働を始め、核兵器を「質と量において」拡充させていると表明した。朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

北朝鮮は6か国協議での2007年合意に基づいて、寧辺の原子炉を2007年に稼働停止したが、周辺地域の緊張の高まりを受けて2013年に再稼働すると表明していた。

寧辺の原子炉では核兵器の原料となるプルトニウムの抽出が可能で、再稼働されれば1年に核爆弾1個分のプルトニウムを製造できると専門家はみている。

北朝鮮が寧辺の再稼働を公式に認めるのはこれが初めてだが、米シンクタンク科学国際安全保障研究所は今年4月の時点で、衛星写真から再稼働した可能性を指摘していた。

ミサイル発射示唆も

KCNAは同日、アメリカなどの敵国が北朝鮮に対する「無謀な敵対行為を続けるなら」、「いかなる時でも核兵器で応じる」用意があるという政府の公式声明を伝えた。

北朝鮮の核能力の全容は明らかにされていない。金正恩政権はミサイルに核弾頭を搭載する小型化装置を開発したと主張しているが、米政府筋は判定は難しいとしている。

これに先立ちKCNAは14日夜、10月10日の朝鮮労働党創建70周年に向けて、気象予報などのため「より高度な衛星を打ち上げる衛星発射場を改築、拡張する事業が成功」と報道。平安北道東倉里(トンチャンリ)の長距離弾道ミサイル実験場の発射台のことと推測されているが、北朝鮮が実際に長距離ミサイルの発射能力を獲得したかは不明だ。

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