自作時計を学校に持参し逮捕された米国の14歳、オバマ大統領が応援

@StandWithAhmed tweet reads: "thanks everyone for the support! #IStandWithAhmed" Image copyright Twitter
Image caption アフメド・モハメド君の逮捕を受けて応援アカウントがツイッターに登場し、たちまち大勢が支援のツイートをした

米テキサス州アービングで16日、14歳少年が自作の時計を教師に見せようと学校に持参したところ、爆発物と間違われて警察に通報され、偽の爆弾を持ち込んだどの疑いで逮捕された問題で、ツイッターなどインターネットで大勢が少年を支援し学校や警察を批判した。オバマ米大統領はアフメド・モハメド君をホワイトハウスに招待し、警察は同日、少年を不起訴で釈放した。

アフメド君は16日午後の釈放後に記者会見し、自分の時計を教師が危険物だと思ったことは「とても悲しい」と記者団に述べた。「先生に自慢したくて時計を作ったのに、見せたら危険だと思われた。先生が誤解したのはとても悲しい」とアフメド君は言い、マッカーサー高校からの転校を検討していると話した。

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Ahmed Mohamed told reporters he was pleased the charges against him were dropped

<英語ビデオ>釈放されたアフメド・モハメド君は報道陣に、不起訴になって嬉しいと話した。

アフメド君の父モハメド・エルハッサン・モハメドさんはスーダン出身。息子はとても才気煥発で、父親の電話やコンピューターなど家中の色々なものを修理して回るのだと言い、「とても優秀な頭のいい子で、ただ自分を世間に見てもらいたいだけだという話だ」と説明した。

父モハメドさんは、息子が逮捕されるに至ったのはその名前のせいだと警察を批判していたが、アービング警察はこれを否定。ボイド本部長は「イスラム教徒の人たちとは常に、素晴らしい関係を保ってきた。今回のような出来事は問題となるが、これをプラスに変えてどうやって前に進めるか学んでいきたい」と述べた。

「アメリカ・イスラム関係会議」は事実関係を確認するとしている。

アフメド君は手錠をかけられ、指紋を採取された。時計が危険物ではないと判断されてから釈放された。

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Image caption 警察はアフメド・モハメド君が学校に「偽の爆弾」を持ち込んだとして逮捕した(16日)
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Image caption アフメド君が作った時計。アービング警察が16日に公開。

アフメド君が逮捕されると、起業家でブロガーのアニル・ダッシュさんがツイッターに「#IstandwithAhmed」というハッシュタグを作成。ニュースを知った大勢がこのハッシュタグを活用し、才能とやる気を発揮しただけなのになぜ逮捕されるのかと学校や警察を批判した。オバマ大統領のツイッター・アカウントは「アフメド、かっこいい時計だね。ホワイトハウスに持ってこないか? 君みたいな子にもっと大勢、科学好きになってもらいたいんだ。アメリカはそうやって偉大な国になるので」とツイートした。

航空宇宙局(NASA)の科学者たちやフェイスブックのザッカーバーグCEOもツイッターで少年を応援した。

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Image caption オバマ米大統領のアカウントは、アフメド君のような少年こそがアメリカを偉大にするのだと
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Image caption マーク・ザッカーバーグ氏は「かっこいいものを作る技術とやる気があるのは、拍手されるべきだ。逮捕じゃない。未来はアフメドみたいな人たちのものだ」とツイートした

アフメド君によると、家で時計を作り、工学の教師に見せるために学校に持参した。工学の教師には褒められたが「ほかの先生には見せないように」と言われたと言う。自家製の時計は、回路とデジタルディスプレイを電線でつないだもの。

別の授業中に時計が鳴り出したため、その教師が気づき、「爆弾みたいだと思われたみたい」とアフメド君は説明した。

その日の午後、授業中に呼び出され、学校幹部と警官4人に話を聞かれた後、少年鑑別所に入れられたという。

学校は「なにか不審なものを目にしたらただちに報告するよう、日ごろから生徒やスタッフに呼びかけている」と声明で説明している。