トルコ、ロシア大使に厳重抗議――露軍機の領空侵犯で

ロシア国防省が5日に公開した同国空軍機によるシリア空爆の写真(写真左上は爆撃地点) Image copyright EPA
Image caption ロシア国防省が5日に公開した同国空軍機によるシリア空爆の写真(写真左上は爆撃地点)

トルコは5日、ロシアの戦闘機が4日に再びトルコ領空を侵犯したことを受け、駐トルコのロシア大使を外務省に呼び厳重抗議した。

シリアでの空爆を続けるロシアの軍機は3日にもトルコ領空内を飛行しており、トルコ空軍のF-16戦闘機がスクランブル発進した。

北大西洋条約機構(NATO)はロシアに「シリア反体制派と市民」に対する空爆を停止するよう求めている。一方でロシアは、空爆が「イスラム国」(IS)を含む過激派勢力を標的にしていると主張。トルコを含むNATO加盟国28カ国は5日の声明で、「無責任な行動による極度の危険」への警告を発し、ロシアに領空侵犯の即時停止を求めた。

ロシアは3日の領空侵犯がわずか数秒のことで、悪天候によるものだとしている。4日の領空侵犯についての公式なコメントはまだない。

米国のジョン・ケリー国務長官は、トルコには領空侵犯した戦闘機を打ち落とす権利がある、と発言している。

トルコのダウトオール首相は地元テレビのインタビューで「トルコ軍は明確な指示を受けている」と述べ、「仮に鳥だったとしても阻止する」と語った。ただ、トルコとロシアの間に危機は生じていないし、対話のチャンネルは開かれていると述べた。

Image caption 1日までのロシアによるシリア空爆の標的(出典:ISW、AFP)

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