中国経済、先行き真っ暗ではない=IMFラガルド氏

IMFのラガルド専務理事 Image copyright Getty Images
Image caption IMFのラガルド専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は8日、BBCとのインタビューで中国経済の減速について「先行き真っ暗」というわけではないと述べ、過度の悲観を戒めた。

ラガルド専務理事は、「経済回復のペースが多少落ちていると言える」と述べた上で、来年には回復の勢いが増すとの見通しを示した。ラガルド氏は「現在は大きな転換期にある」と語った。

中国経済は長年2桁のペースで成長していたが、昨年には7.4%まで落ち込んだ。今年も成長率はさらに7%まで減速すると中国政府は予想している。その一方でIMFは、今年の中国の予想成長率を6.8%としている。

ラガルド氏は世界情勢が変化しているなかで、新たな状況が生じており、新興国では国際商品価格の大幅な下落が重荷になっていると指摘した。

ラガルド氏は「中国が成長モデルや為替制度をシフトしており(中略)その結果、順応しようとしている」と語った。

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Lagarde's hopes for Chinese economy

<英語ビデオ>ラガルド氏はBBCのインタビューで中国経済が「先行き真っ暗」とは言えないと語った

説明能力の向上

中国が輸出主導から内需主導の経済に転換しようとしていることについて、ラガルド氏はIMFが「現在起きている移行を強く支持する」と述べた。中国が為替レートや金利変動の管理を改善しようとしていることに言及し、中国政府が自国経済の状況を海外に説明するやり方が「いずれは」向上すると考えている、と語った。

ラガルド氏は「厳しく管理された経済を市場主導に転換するのは一夜ではできない。すぐ世界中と同じになるという市場の非常に大きな期待にさらされるが、そんな風にはいかない」と述べた。

ラガルド氏の専務理事の任期(5年)は来年半ばまでだが、今週ペルーで開かれている年次総会で同氏は2期目続投の検討を示唆している。

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