【米大統領選2016】ベン・カーソン氏、トランプ氏を僅差で抜く 世論調査

Ben Carson and Donald Trump on 16 September 2015 Image copyright Getty Images
Image caption 米共和党支持者の世論調査でベン・カーソン氏(右)が初めてドナルド・トランプ氏を抜いて1位に。写真は9月16日撮影。

2016年米大統領選の共和党候補指名を争う顔ぶれの中で4カ月の間トップを走っていた実業家ドナルド・トランプ氏が、64歳の元神経外科医にその座を明け渡した。

ニューヨークタイムズとCBSニュースが27日に発表した世論調査で、共和党予備選の投票資格がある有権者575人の間で、ベン・カーソン氏が支持率26%で初めて1位となった。2位のトランプ氏は22%で、4ポイント差は統計上の誤差の範囲内。

支持率は順に、マーコ・ルビオ、ジェブ・ブッシュ、カーリー・フィオリーナ各氏と続くが、上位2位はほかを大きく引き離している。ルビオ上院議員(フロリダ州選出)の支持率は8%。

28日にはコロラド州ボルダ―で共和党候補の討論会が行われる。

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Image caption カーソン氏は共和党支持者の中でも「アンチ・エスタブリッシュメント」な人たちに支持されている

トランプ氏はこのところ遊説先でカーソン氏を「エネルギー不足」などと徹底的に攻撃し、プロテスタントの「セブンスデー・アドベンチスト教会」の教えを信仰している点についても批判を重ねている。

来年2月に始まる予備選の冒頭で投票が行われ、その後の流れに大きい影響を与えるとされるアイオワ州でも、カーソン氏が支持率1位となっている。

物議醸すカーソン氏発言

カーソン氏はその発言が各方面から批判されることが多く、2013年11月にはオバマ大統領が推進した医療保険改革について「奴隷制以来最悪のもの」と発言。昨年12月にも、オバマ政権はナチス・ドイツのようにふるまっていると述べた。

カーソン氏はさらに、同性愛は生まれつきのものではなく個人の選択だと今年3月に述べ、今年9月にはイスラム教徒は米大統領候補になる資格がないと言い、10月初めには、もしナチスに迫害された欧州の人たちがもっと銃を所持していたらホロコーストは防げたはずだと発言。21日には、「極端な政治的偏見」を示す大学への政府助成を打ち切るべきだと言い、さらに25日には人工中絶を選ぶ女性は「奴隷に何をしてもいいと思っていた奴隷主と一緒だ」と発言した。

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