流浪の米軍飛行船、無事に確保

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流浪の米軍飛行船、無事に確保

米国東部メリーランド州の米軍基地で28日、ミサイル攻撃警戒用の無人飛行船を固定していたロープが外れ、飛行船はペンシルベニア州まで北上して漂ったが、3時間後にやっと「確保」された。

州警察などによると、全長61メートルの飛行船は戦闘機2機に追尾された後、ペンシルベニア州マンシーに着陸。漂流する間、引きずったロープが電線に触れ、約1万8000世帯が停電になった。

飛行船は統合高揚式陸上攻撃巡航ミサイル防衛ネット接続センサーシステム(JLENS)の一部で、プライバシー保護を訴える活動家たちからは批判されてきた。

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Image caption ペンシルベニア州ジャージータウン西部で目撃された飛行船
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Image caption ペンシルベニア州で着地した飛行船(28日)

米紙ボルティモア・サンによると、JLENS計画は「ソフトウエアに問題があり、悪天候に弱く、信頼性が低い」と指摘されている。

ツイッターのパロディ・アカウントはただちに反応。飛行船のふりをして数年前からツイッターでツイートしてきたアカウントもある。

「落ち着け、負け犬ども」とそのアカウントはツイートした。

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Image caption 地元テレビ局の記者は目撃情報をツイートした

飛行船システムは、米軍基地などの重要施設の周辺で地上から防空監視を行うためにイラクやアフガニスタンで導入されている。

カーター国防長官は報道陣に「アフガニスタンでも何度か係留が外れたことがあるが、降下したところを回収すればまた飛ばせる。天気が悪いと起きるようだ」と話した。