キャメロン英首相、情報機関の予算増を発表

連続襲撃の犠牲者を悼みパリのレピュブリック広場を訪れる人の流れは引きも切らない Image copyright EPA
Image caption 連続襲撃の犠牲者を悼みパリのレピュブリック広場を訪れる人の流れは引きも切らない

先週末にパリで起きた連続襲撃事件を受け、英国のキャメロン首相は15日、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いを強化するため同国の情報機関であるMI5、MI6、通信本部(GCHQ)の予算を増加すると発表した。

3つの機関の現在の陣容約1万2700人を約1900人増員するのを可能にする。

キャメロン首相は、「これは長期にわたる戦いであり、我々そして我々の価値観を破壊しようとする輩と戦うためにさらに人手が必要だ」と述べた。

英政府は来週、「戦略防衛・安全保障見直し」(SDSR)の内容を発表する予定。

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Image caption ロンドンのフランス大使館前では、犠牲者を悼む人々が花を手向けた

BBCのダニエル・サンドフォード内務省担当記者によると、今回の予算増は、これまで財務省が記者らに説明していた額を上回っている。

政府はさらに今週、航空安全に関わる予算の倍増を決める予定だ。海外の空港のなかでも多くの英国人が使用する場所の安全対策を検証する専門家を増やすことなどに充てられる。安全対策検証の現在の予算は年間900万ポンド。

現在トルコで開かれている主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、キャメロン首相はロシアのプーチン大統領と1年ぶりに会談する予定となっているが、キャメロン首相はプーチン大統領にシリアでの対IS攻撃で米国主導の有志各国と協力するよう求める見通し。またシリア内戦を早期に終結させるための取り組みについても話し合う。

英国では、パリ連続襲撃事件の犠牲者を追悼するため、1分間の黙とうを午前11時(日本時間午後8時)に行う。欧州全体でも同時に、フランス時間の正午に合わせて黙とうが行われる。

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Image caption 連続襲撃事件で死亡した英国人ニック・アレクサンダーさん
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