【パリ連続襲撃】「自爆ベルト」、パリのごみ置き場に

ごみの置かれたパリ・モンルージュの街角。爆弾ベルトとみられるものがここで発見された(23日) Image copyright AFP
Image caption ごみの置かれたパリ・モンルージュの街角。爆弾ベルトとみられるものがここで発見された(23日)

フランス警察は23日、市内の路上に放置されていた自爆用のベルトと思われるものを調べていると明らかにした。130人が犠牲になったパリ連続襲撃直後に容疑者の1人が通過したとされるモンルージュ地区で22日に、ごみの容器に入っているのを清掃員が発見したという。

AFP通信によると、警察は発見物が13日の連続襲撃で使用されたものと似ているとみている。起爆装置はついていないという。

これまでの調べによると、警察が入手した携帯電話動画から、襲撃に関与した疑いで指名手配されているサラ・アブデスラム容疑者が13日夜にこの地区にいたと考えられている。同容疑者の兄ブラヒム容疑者は、バタクラン・ホール近くで自爆死した。

ロイター通信によると捜査筋は、サラ・アブデスラム容疑者もこれを使って自爆しようとしたが故障のため爆発しなかったのではないかと推測している。

ベルギー連邦警察によると、22日の摘発で逮捕した16人のうち男性1人を130人が犠牲になったパリ襲撃に関与したとして、「テロ組織の行動およびテロ攻撃に参加した」罪で起訴した。ほかの15人は不起訴で釈放したという。

23日朝にはさらに5人が逮捕され、2人は釈放されたがほかの3人については取り調べを続けている。

ベルギー当局はすでに、モハメド・アムリ被告(27)、ハムザ・アトゥ被告(20)、および氏名未発表の男性1人を、パリ連続襲撃で指名手配中のサラ・アブデスラム容疑者を助けたとして起訴している。

一方でベルギー政府は、首都ブリュッセルに対するテロ攻撃の脅威が切迫しているとして21日から、テロ警戒レベルを最高の「4」に引き上げている。ミシェル首相は、攻撃の危険はいまだに深刻で切迫していると述べ、警戒レベルの維持を発表した。ただし学校や地下鉄は25日から再開する方針という。

米国務省は23日、「テロの脅威」が世界各地で高まっているとして、米市民に対して全世界を対象に渡航注意を勧告した。

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Image caption 厳戒態勢の続くブリュッセルでは、営業したカフェやレストランにもほとんど人がいない

仏政府はさらに23日、地中海東部に新たに配備した空母シャルル・ド・ゴールから、過激派勢力「イスラム国」(IS)への初の空爆作戦を実施。仏国防省によると、イラクやシリアのIS拠点を空爆した。シリアにおける主要拠点ラッカも空爆したという。

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