高名な中国ジャーナリスト、二審でも実刑判決

調査報道で知られる改革派の高瑜氏(2007年2月撮影) Image copyright AFP
Image caption 調査報道で知られる高瑜氏(2007年2月撮影)

中国・北京の高級人民法院(高裁に相当)は26日、調査報道で知られるベテランジャーナリスト・高瑜氏(71)に対して、国家機密漏洩の罪で禁錮5年の有罪判決を言い渡した。一審判決では禁錮7年だった。

高氏は昨年4月に非公開の一審裁判で有罪となり、上訴していた。

AP通信によると、高氏の担当弁護士は「もちろん釈放を期待していたが、刑期の2年短縮は良いことだ」と話した。

調査報道で有名な高氏は、中国共産党の内部文書を米国に拠点を置く中国語ニュースサイト「明鏡新聞網」に提供した罪で有罪になった。文書は、報道の自由や独立した市民社会の危険を警告する内容だった。一審判決は高氏が「国家機密を違法に外国人に提供した」と断定したが、高氏と「明鏡新聞」は共に、文書の提供元は高氏ではないと罪状を否定していた。

「耐えられないかもしれない」

BBCのシリア・ハットン記者によると法廷は、異例の減刑について理由を明らかにしなかった。高氏が高齢で心臓に持病をもつことから、多くの人が減刑を求めていた。

高氏が中国の刑務所に収監されるのは1989年以来3度目。息子の趙萌氏はBBCに対して、また長く服役するようなことがあれば、生き延びられないのではないかと心配していると話した。

AP通信によると弁護団は、健康問題を理由にした仮釈放は可能かもしれないと話している。

ハットン記者は、中国当局が高氏を快く思わないのは、中国政府上層部を追及する高氏の徹底した報道姿勢が原因だと指摘する。

外国政府や人権団体は、高氏への有罪判決は政治的な理由によるものだと非難している。

高名な人権活動家の胡佳氏は、「7年を5年に変えても無意味だ。無罪の市民、高瑜を5分拘束するだけでも、それはすでに権利侵害だ」と中国語でツイートした。

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