NBAコービー・ブライアント、今季いっぱいで引退を表明

ブライアント選手は1996年にレイカーズに入団した Image copyright EPA
Image caption ブライアント選手は1996年にレイカーズに入団した

史上最高のNBAバスケットボール選手のひとりとされ、NBA優勝を5回果たしているロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント(37)が、今季いっぱいで引退すると表明した。

2008年と2012年のオリンピックでも2度の金メダルを獲得しているブライアントは、レイカーズでプレイした20年の間で3万2683得点を重ね、NBA最多得点リストの3位。1293試合の平均得点は25点以上を記録している。しかしここ数年は故障を繰り返し、本来の実力が発揮できずにいた。

ブライアントは「Players' Tribune」サイトで、「さよならを言う時だと、自分の体が分かってる」と理由を説明した。

もしレイカーズが今季のプレーオフに勝ち進めなかった場合、レギュラーシーズンの最終戦は4月13日のユタ・ジャズ戦となる。

レイカーズは今季これまで16試合中2勝。ブライアントの得点平均は15.7点。

「君のことしか考えられないのは、そう長くは……」

大好きなバスケットボールへ」と題した詩でブライアントは、「僕があげられるのはもう今季だけだ」と引退を発表した。

フィラデルフィア出身のブライアントはさらに詩を通じて、バスケットボールというスポーツに「6歳の男の子にレイカーズの夢を与えてくれた。だからいつまでも大好きだよ。でも君のことしか考えられない状態は、もうそう長くは続けられないんだ」と感謝と別れを告げた。

ブライアントは引退後にどうするつもりかうかがわせることなく、詩を結んでいる。

「お互いに分かってるよね。次に僕が何をするにしても、いつまでもあの子供のままだって。長靴下の。隅っこにはゴミ箱があって。残り時間は0.05秒。ボールを持ってる、あの子だって」

「みんな悲しんでいる」

ブライアントは2008年にNBAの最優秀選手に選ばれ、オールスター・チームには17回選出された。

レイカーズのバイロン・スコット監督は、少なくとももう1年は現役できるものと思っていたと話した。

「引退すると告げられたとき、少しショックだった。何よりも悲しい。大好きでとても尊敬している相手なので。(略)コービーみたいに偉大な人が引退を決めるのは、いつだって辛いことだ」とスコット監督。

「これから各地を試合で回って、現地の人たちに彼の偉業を実感して称賛する機会を提供するのは、素晴らしいことだ」

レイカーズのジーニー・バス会長は「みんな悲しんでいる。彼がいた時代のレイカーズは、実に楽しくてワクワクする実り多い時代だった。みんな彼を応援しているけれども、とても悲しいことには違いない」と名選手を惜しんだ。