タージマハルはヒンズー寺院ではない=インド政府

世界遺産にも登録されている「タージマハル」 Image copyright Getty Images
Image caption 世界遺産にも登録されている「タージマハル」

インド政府は1日、観光名所「タージマハル」がヒンズー教の寺院だという一部の主張を否定する見解を示した。

インドのマヘシュ・シャルマ文化・観光相は、ヒンズー寺院だという証拠は見つからなかったと述べた。

タージマハルがあるインド北部アグラの弁護士6人が昨年、建物はヒンズー教徒に引き渡されるべきだと裁判所に提訴している。弁護士らはタージマハルが本来、ヒンズー教のシバ神に捧げられたものだという「かなりの証拠」があると主張している。

タージマハルは、17世紀のムガル帝国時代に皇帝シャー・ジャハーンが死んだ妻をしのんで建てたもので、現在では毎日1万2000人の観光客が訪れている。

白い大理石のドームとミナレット(尖塔)で構成され、貴重な石や彫刻で装飾された建物群はインド・ムガル美術の精華だとされている。

タージマハルは1983年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されている。

(英語記事 Taj Mahal: India monument 'not a Hindu temple'