米カリフォルニア福祉施設の乱射で14人死亡 武装男女も死亡

乱射事件現場の警察特殊部隊 Image copyright AP
Image caption 乱射事件現場の警察特殊部隊

米カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で2日、銃の乱射事件があり、少なくとも14人が死亡、17人が負傷した。実行犯は現場から逃走したが、その後警察との銃撃戦で武装した男と女の2人が死亡した。現場のインランド地域センターは障害のある大人を支援する医療施設。

調べによると、銃撃犯たちは戦闘服のような服装で施設に乱入し、銃を乱射したのち黒いSUV(多目的スポーツ車)で逃走。事件発生から約4時間後、市内の住宅地で窓を撃ち抜かれた黒いSUVを警官隊が包囲した。このSUVと乱射事件の関連について警察は明らかにしていないが、現場で1人が射殺されたという。

米連邦捜査局(FBI)はテロ攻撃かまだ不明としているが、地元警察は国内テロの可能性があるとみている。

BBCのジェイムズ・クック記者は現場から、「つまりパリ連続襲撃のあとだけに、これがイスラム過激主義のテロだと示す直接証拠はないという意味だと思う」と解説。「むしろ、もしこれがテロ攻撃なら、米国内の独自のテロ攻撃かもしれないということだ」。

現場のインランド地域センターは、自閉症などで精神医療を必要とする大人を支援する医療施設。建物から避難する人の中には、医師や警官に付き添われストレッチャーで搬送される人もいた。

現場にいた大勢は用意されたバスで避難。周辺の建物で働く人たちは建物内に残り鍵をかけて待機しているという。

マルコス・アギレラさんの妻は事件発生当時、建物内にいたという。アギレラさんはABCニュースに「みんな妻のオフィスに隠れドアに鍵をかけたが、撃たれた人が倒れているのを見たそうだ」と話した。アギレラさんの妻は無事に脱出したという。

福祉センターで働く娘が建物内に隠れているというテリー・ペティットさんは報道陣に、「何人か撃たれた。オフィスでおまわりさんを待ってる。祈って。オフィスにたてこもってる」と娘がメールしてきたと話した。

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Image caption サンバーナディーノの市街地で警察が黒いSUVを取り囲み数回発砲した

乱射事件のあった福祉施設の所長によると、施設は複合的な会議場の一角にあり、敷地内ではサンバーナディーノ郡公共衛生局がイベントを開いていた。

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The father of a woman trapped in the building talks about the text he received

<英語ビデオ> 現場の建物内で娘が避難して隠れているという男性

オバマ米大統領は乱射事件の報告を受け、「世界のほかではどこにもない無差別発砲事件のパターンが、この国にはある。それは確かだ。すべての事件を防ぐことはできないが、頻度が確実に減るようにするための取り組みは可能だ」と述べた。

米国では11月27日にコロラド州の「家族計画」クリニックでも乱射事件があり、3人が死亡し9人が負傷したばかり。

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Image caption カリフォルニア州サンバーナディーノの銃撃現場
Image caption 事件現場周辺の地図

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