容疑者夫妻は射撃練習を カリフォルニア州銃撃

2014年にサウジアラビアから米シカゴに到着したファルーク、マリク両容疑者 Image copyright ABC News
Image caption 2014年にサウジアラビアから米シカゴに到着したファルーク、マリク両容疑者

米連邦捜査局(FBI)は、カリフォルニア州サンバーナディーノ郡で福祉施設を銃撃し14人を殺害した容疑者2人について、数日前に射撃場を訪れて練習していたと明らかにした。

FBIロサンゼルス事務所のデイビッド・ボウディッチ副所長は、タシュフィーン・マリク容疑者と夫のサイード・ファルーク容疑者がロサンゼルス周辺の射撃場を訪れていたと話し、2人が「かなり前から」過激思想に染まっていたと述べた。

米捜査当局は福祉施設銃撃をテロ行為として捜査しているが、海外で計画されたものだという証拠は得ていないとボウディッチ副所長は話した。

ファルーク容疑者が妻マリク容疑者がFBIの捜査線上に上がるのは、インランド地域センターでの銃撃が初めてだったという。事件から数時間後に警察との銃撃戦で死亡した夫妻の自宅では、パイプ爆弾の材料となり得るパイプが複数発見された。これまでは12本と報道されていたが、19本だったという。

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Image caption 銃撃事件の犠牲者たち

米ABCニュースが入手した写真には、2014年7月にサウジアラビアからシカゴのオヘア空港に到着した両容疑者が写っている。

米当局によると、シカゴ生まれのファルーク容疑者はサウジアラビアへ旅行し、約2週間後にマリク容疑者を伴って帰国した。マリク容疑者は婚約者ビザで入国が認められたという。

ファルーク容疑者の父親はイタリア紙ラ・スタンパに、息子が過激派勢力「イスラム国」(IS)に共感し、イスラエルに執着していたと話した。

ファルーク家の弁護士によると、容疑者は家族に最近、同僚にひげをからかわれたと話していた。また、短銃2丁とライフル銃2丁を所有していると家族は承知していたが、夫妻の自宅にあった大量の武器や銃弾については知らなかったと話しているという。

米司法省は7日、銃撃事件を機に、イスラム教やイスラム教徒への反感や暴力が発生しないか注視していると明らかにした。

オバマ米大統領は7日、ホワイトハウスの執務室から異例のテレビ演説を行い、銃撃は「罪のない人たちの殺害を意図したテロ行為だ」と非難した。

サンバーナディーノ銃撃は米国内でのテロ攻撃として2001年9月11日の同時多発テロ以来、最悪規模のもの。

(英語記事 San Bernardino attacks: Suspects had target practice, says FBI

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