サウジ初の女性政治家 地方議会選で選出

ジッダ州の投票所で投票する女性有権者(12日) Image copyright AFP
Image caption ジッダ州の投票所で投票する女性有権者(12日)

サウジアラビアで12日に実施された地方議会選挙で、初めて女性が議員に選出された。今回の選挙では、立候補と投票の両方で女性の参政権が初めて認められていた。

国営サウジ通信によると、少なくとも4人の女性候補が当選した。このほか複数の通信社電では、女性の当選者数を9人から17人としており、幅がある。

サウジ通信は、メッカ、ジャウフ、タブークの各州で女性議員が選出されたと伝えた。このほか、ジッダ州、カティフ州でも女性の当選者が出たと報じられている。

保守的な君主制のサウジアラビアで今回の選挙は画期的な動きとみられているが、地方議会の権限は限られている。

公の場での女性の行動はさまざまな面で制限されており、車の運転禁止もその一つだ。今回の地方選では、男性の立候補者が5938人いたのに対し、女性は978人だった。

当局者によると、13万人の女性が有権者登録を行った。一方、男性の登録者は135万人。

AFP通信は、登録者数の男女差の原因として、役所の妨害と女性の交通手段が限られていることを挙げている。

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サウジアラビアで初めて女性が投票 地方議会選

選挙戦では、女性の候補は男性の有権者に対して直接、投票を呼び掛けることができない。国営メディアによると、投票率は高かったという。

メッカ州のマドラカ自治評議会(地方議会に相当)に当選したサルマ・ビント・ヒザブ・オテイビ氏は同国初の女性政治家の一人だ。選管当局によると、オテイビ氏は男性8人、女性2人の候補者たちと議席を争った。

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Image caption 開票作業(12日、ジッダ州で)

選挙そのものがサウジアラビアでは稀で、12日の地方選は同国史上で3回目の選挙。1965年から2005年まで40年間、選挙が実施されていなかった。

女性参政権を認めたのは今年1月に死去したアブドラ国王で、これは治世における主要な功績とされている。2011年に発表した当時、アブドラ国王はサウジアラビアの女性が「正しい意見と助言が述べられると示してきた」と述べていた。

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Women were allowed to vote for the first time, as Sebastian Usher reports

<英語ビデオ>BBCのセバスチャン・アッシャー記者が現地からリポートする

アブドラ国王は死去前、同国の諮問評議会に30人の女性を任命している。

12日の地方選では、2100議席が争われた。これに加えて1050議席が任命制となっており、国王の承認が必要。

(英語記事 Saudi Arabia: First women councillors elected

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