土砂から67時間ぶりに救出 中国・深圳市の土砂崩れ

土砂の中に67時間いた19歳男性を救出と Image copyright Reuters
Image caption 土砂の中に67時間いた19歳男性を救出と

中国広東省深圳市の工業団地で20日午前に起きた大規模な土砂崩れから約65時間たった23日午前4時ごろ、土砂に埋まった建物から19歳男性が発見され、約2時間後に救出された。まだ70人以上が行方不明となっている。

中国メディアによると、救出されたのは重慶出身の出稼ぎ労働者ティアン・ゼミンさん。当局は会見で、土砂に埋まった建物の屋根の下に憔悴したティアンさんを発見し、約2時間かけて救出したと説明した。ティアンさんを掘り出す作業中、近くに別の男性の遺体も発見したという。

土砂崩れは、積み上げられた工事残土が大雨の影響で崩れ流出したのを機に発生。約38万平方メートルの範囲で工場や食堂、作業員寮など建物33棟を飲み込んだ。

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Image caption 土砂の中から救出され、搬送される男性
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Image caption 発見した男性の周りに大きな穴を掘り、救出した
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深圳市の土砂崩れ、救出作業続く

中国国土資源部は、土砂崩れの原因となった残土は、2年前から積み上げられたもので、「大きすぎて勾配が急すぎた。不安定になって崩れた」と説明している。

国営メディアによると、地元自治体は今年1月の時点で、100万立方メートルにまで積み上げられた残土や廃棄物は危険だと警告していたという。

地元住民のイ・ジミンさんは、確かに土砂崩れは自然災害ではないと同意する。「大雨や山の崩落は自然災害だが、これは違う。これは人災だ」。

中国ではこの1年で4件の大規模災害が起きている。昨年大みそかには上海市中心部で36人が死亡する転倒事故があり、6月には長江で客船が転覆し430人以上が死亡。8月には北部・天津の港湾部で8月12日に大規模な爆発が相次ぎ、数十人が死亡、数百人が負傷している。

(英語記事 China landslide: Man rescued alive in Shenzhen after 60 hours

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