元パートナーの裸写真やビデオの破棄命令 独最高裁

いわゆる「リベンジ・ポルノ」対策が各国で導入されている Image copyright PA
Image caption いわゆる「リベンジ・ポルノ」対策が各国で導入されている

ドイツの連邦最高裁は21日、別れたパートナーの親密な写真や動画を破棄するよう男性に命令した下級審の判決を支持した。

判決は、写真家の男性はたとえ他人に見せるつもりはなくても、元パートナーの裸の写真や性行為を撮影した画像を所持し続けてはならないと命令している。

女性は交際中は撮影に同意していたものの、関係が終わったと同時にこの同意は効力を失ったと見なすべきだと裁判所は判断を示した。

10月の下級審判決では、すべての人が自分の性生活を誰にどう見せるか決める権利があると認定。別れた後も映像を所有し続けたことで、男性写真家は元恋人を「操る力」を維持したと指摘している。

判決の実施をどう確保するかは不明。

「親密」とは?

別れた相手に復讐するため裸の映像をオンラインに掲載するいわゆる「リベンジ・ポルノ」をめぐっては、被害者の権利保護の対策が各国で議論されている。リベンジポルノを犯罪行為と規定した国もある。

連邦最高裁の判断を受けて、ドイツのカティア・ベーバー弁護士は、画像破棄を命じるには、(1) どの画像が「親密」か、(2) 撮影の同意は恋愛関係の期間内に限定されていたか――の2点を明確にする必要があると見解を述べた。

ベーバー弁護士は「親密」な画像とは、性行為の前後や最中に撮られたものに限らず、半裸状態のものも「親密」と分類できると指摘。さらに、パートナー関係が終わっても画像撮影と所持の同意の効力は継続していると主張する場合には、所持する側がそれを立証する必要があると意見を示している。

(英語記事 Sex tape row: German court orders man to destroy naked images

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