イラク首相 IS掃討を約束

ラマディ市内でイラク国旗を掲げるイラク軍(28日) Image copyright AP
Image caption ラマディ市内でイラク国旗を掲げるイラク軍(28日)

イラクのハイダル・アバディ首相は28日、テレビ演説し、過激派組織「イスラム国」(IS)を同国から掃討すると述べた。イラク軍が要衝ラマディをISから奪還したことを受けた。

アバディ首相は、イラク第2の都市モスルの奪還を約束。これがISにとって「致命的で最終的な打撃」となると語った。

ラマディの奪還では、ジョン・ケリー米国務長官も歓迎の意を示し、ISが大きな敗北を喫したと述べた。

イラク軍 要衝ラマディ中心部を奪還

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イラク軍のラマディ奪還 激しい戦闘物語る市街

イスラム教聖戦(ジハード)主義を唱えるISは今年5月、首都バグダッドの西約90キロの街ラマディを掌握。イラク軍にとっては気まずい敗北となった。イラク軍はここ数週間にわたってラマディ奪還しようと攻撃を行ってきた。

28日のテレビ映像では、兵士らが政府庁舎施設でイラク国旗を掲げる様子が映し出された。

イラク軍のヤハヤ・ラスル報道官(准将)は「歴史的」な勝利によってラマディが「解放」されたと述べた。イラク軍は現時点で戦闘による死傷者を明らかにしていない。

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Image caption ラマディ市内を進むイラク軍(28日)

アバディ首相は国営テレビでの演説で、「2016年は大きな、最終的な勝利の年となる。イラクにダーイシュ(ISの別称)は存在しなくなる」とし、「モスルをもうすぐ解放する。それはダーイシュにとって致命的で最終的な打撃になる」と述べた。

現地で取材するBBCのトマ・フェシー記者は、戦闘によってラマディの市街地は破壊されたと伝えている。仕掛け爆弾などがいたるところにあり、イラク軍は市内に残存するIS戦闘員を追っている。

ケリー国務長官は、イラク軍が「とてつもない粘り強さと勇気を見せた」と称賛した。イスラム教スンニ派が多く住むアンバル州の中心であるラマディへの攻撃は米国主導の有志連合による空爆の支援も受けていた。

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Image caption テレビ演説するイラクのアバディ首相(28日)

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