中国、南シナ海の人工島で民間機の発着試験

米戦略国際問題研究所(CSIS)が昨年9月に衛星で撮影したファイアリー・クロス礁 Image copyright Reuters
Image caption 米戦略国際問題研究所(CSIS)が昨年9月に衛星で撮影したファイアリー・クロス礁

中国は6日、南シナ海の岩礁に造成した人工島に民間航空機を着陸させた。中国は今月2日にも試験飛行を実施し、ベトナムや米国などから抗議を受けたばかり。

中国国営の新華社通信は同日、民間機2機が中国が永暑礁と呼ぶファイアリー・クロス礁に着陸した写真を配信した。

中国は、豊かな資源を擁する南シナ海のほぼ全域を領海だと主張しており、領有権の主張が一部で重なるベトナムやフィリピンなどの周辺国と対立している。


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新華社によると、中国南方航空と海南航空の航空機が6日朝に海南省の海口空港から飛び立ち、同日午前10時半(日本時間午前11時半)前後にファイアリー・クロス礁に着陸した。午後には中国本土に戻ったという。

新華社が配信した写真には、舗装も新しい駐機場に飛行機が停まっている様子が写っている。新華社は「我が国で最も南の飛行場」だとしている。

Image caption 南シナ海で中国が主張する領海(緑線)とフィリピンのEEZ(赤点線)

ファイアリー・クロス礁は中国、ベトナム、フィリピンがそれぞれ領有権を主張しているスプラトリー諸島の一部。

ベトナムは2日の中国による試験飛行が主権の侵害に当たるとして非難声明を出した。米国も懸念を表明している。

一方、中国政府は、この地域に「議論の余地がない主権」を持つと反論。試験飛行は、民間航空の利用に必要な基準を満たしているか確かめる目的だと述べた。

軍事情報を分析する英研究機関「IHSジェーンズ」の専門誌は昨年4月に、中国が岩礁に滑走路を建設している様子を写した衛星写真を掲載した。

中国は、人工島の建設は非軍事目的だとしているが、各国は軍事的な用途に使われる可能性を懸念している。

(英語記事 China lands more civilian planes on Fiery Cross reef

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