大みそかの独ケルン駅集団暴行・窃盗、被害は500件以上に

  • 2016年01月11日
大みそかのケルン駅で起きた集団暴行事件に対する警察の対応が批判されている。写真は、事件に抗議する人を制止する警察(9日) Image copyright Getty Images
Image caption 大みそかのケルン駅で起きた集団暴行事件に対する警察の対応が批判されている。写真は、事件に抗議する人を制止する警察(9日)

大みそかのドイツ・ケルン中央駅で年越しの祝賀に紛れて起きた集団暴行事件について、ケルン警察は10日、被害件数は516件に上ると数を上方修正した。このうち4割は性的暴行事件で、容疑者の大半は北アフリカからの難民希望者や不法移民だという。警察は9日の時点では被害は379件だと発表していた。

調べによると、犯人は約1000人。ケルン中央駅に集合してから少人数のグループに分かれて女性を取り囲んで襲い、所持品を奪ったと言う。

マース法相は10日付のビルト紙に、事件は計画的なものと確信していると言明。「これほどの大人数が集まって一斉に事件を起こしたのなら、何らかの計画性はあったはずだ。これが偶発的なもので、事前の準備がなかったとは信じられない」と述べた。

メルケル首相は昨年、難民・移民受け入れに門戸開放の方針を表明し、年間で110万人を受け入れた。事件を受けて、政府のこの方針に対する批判が強まっている。

首相は9日、犯罪を犯す難民希望者の国外退去手続きを簡易化すると発表したが、同日にはケルンで大規模な移民受け入れ反対集会が開かれ、暴徒化した一部の人に機動隊が水砲を使用する場面もあった。

「20人くらいに囲まれて触られて」 大みそかのケルン駅で何が

大みそかの暴行・窃盗 独ケルンで女性ら抗議

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Image caption 10日のケルンではイスラム教徒たちが街頭で大みそかの事件を非難。右のプラカードには「イスラム教徒は性差別に抗議する」とある。
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Image caption 9日のケルンでは移民受け入れ反対の大規模な抗議行動が行われた
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Image caption ケルンの事件が起きる以前からメルケル首相の「門戸開放」政策は与党内で批判されていた

大みそかの事件の被害者たちは、ケルン中央駅周辺で暴行や窃盗事件が相次いでも、警察はほとんど対応しなかったと批判している。

大みそかの夜にはほかにもハンブルクやシュトゥットガルトでも同様の事件があったと言われている。「ベルト」紙によると、北部ビーレフェルトでは数百人の男がナイトクラブに押し入ろうとしたという。

調べによると、女性数人が性的暴行の被害を訴えている。

8日にはケルンのボルフガング・アルベルス警察長官が、事件に関する情報を伏せていたとして職務停止処分を受けた。アルベルス氏は特に、容疑者の経歴について情報を明らかにしなかったと批判されている。

(英語記事 Cologne attacks: New Year's Eve crime cases top 500

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