過去最大の惑星系を発見 「1年」は100万年近くと

  • 2016年01月28日
2MASS J2126-8140 Image copyright Neil James Cook / Uni Hertfordshire

これまでに発見された中で最大の惑星系を、オーストラリア国立大(ANU)の研究チームが見つけた。主星の周りを惑星が公転するには100万年近くかかるという。英王立天文学会の学会誌に報告が掲載された。

報告によると、巨大な惑星は地球から1兆キロ離れた場所にある。「2MASS J2126-8140」と呼ばれるこの惑星は、木星の質量の12~15倍。主星を回る周回軌道の幅は、冥王星の周回軌道の140倍で、これまで知られていた大型惑星系の3倍近い大きさだという。

これほど大きい周回軌道が発見されるのは近年では非常に珍しく、ANUのサイモン・マーフィー博士は「これほど低質量の物体を、主星からこれほど離れた場所で見つけてとても驚いた」と話している。

「我々の太陽系のようにちりとガスの大きな塊から発生したというのは、この惑星系の場合あり得ない」

ANUの研究チームは、地球の周辺にある若い恒星や褐色矮星(わいせい)を調査している最中に、巨大惑星系を発見した。恒星と惑星が共に地球から約100光年と同程度の距離にあると気づいた後、宇宙空間での動きを比較したところ、互いに一緒になって動いていることを発見した。

「1000万年から4500万年前に誕生したと推測できる。糸状のガスから発生して、同方向に押し出されたのだろう」とマーフィー博士は説明した。「あまり密度の濃い宇宙空間にはいなかったと思われる。両天体の結びつきは極めてもろいので、近くに別の星があれば両天体同士の軌道は完全に乱れていたはずだ」。

(英語記事 Astronomers discover largest solar system

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