北朝鮮がロケット発射準備中か=米政府筋

「西海(ソヘ)衛星発射場」の銀河3号(2012年4月8日) Image copyright AFP
Image caption 「西海(ソヘ)衛星発射場」の銀河3号(2012年4月8日)

北朝鮮がロケット発射を準備している可能性を米政府筋が28日、明らかにした。北西部にある東倉里の「西海(ソヘ)衛星発射場」周辺で、活動が活発化しているという。

米政府筋はAFP通信に対して、「衛星か宇宙船」の打ち上げかもしれないが、弾道ミサイル打ち上げの兆候は何もないと話した。「北朝鮮はこういうことを定期的にやる。物をあちこちに移動させるのだ」。

これに先立ち28日朝には共同通信が、日本政府関係者が西海衛星発射場での活動を懸念していると伝えた。

一方で韓国の聯合通信は政府筋の話として、発射台など主要な場所に覆い幕がかけられており、監視衛星の探索を避けるためだろうと伝えた。

北朝鮮は1月6日に4回目の核実験を実施。北朝鮮は水爆実験に成功したと発表したが、各国の核専門家は爆発の規模が小さすぎるなどを理由に、発表の信ぴょう性を疑っている。

国連安保理は新たな制裁を検討している。

Image caption 「西海衛星発射場」の位置
Image copyright Reuters/Airbus Defense & Space and 38 North
Image caption 西海衛星発射場の発射台近くでロケット推進剤貯蔵庫などの工事の様子を写した、昨年11月27日の衛星写真(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース、38ノース提供。昨年12月9日公開)

西海衛星発射場では昨年、以前より高い発射台が設置された。長距離ロケットの発射に備えてのものかもしれないとみられている。

北朝鮮は2012年12月に西海衛星発射場で長距離ロケット発射を実施。人工衛星「光明星3号」を3段式ロケット「銀河3号」に載せて、軌道投入に成功している。

北朝鮮は「光明星3号」は通信衛星だと主張したが、事実上の弾道ミサイル技術実験だと米国など各国は批判。安保理は後に、ミサイル発射を禁止する安保理決議の「あからさまな違反」だと非難し、追加制裁を科した。

北朝鮮は自国の宇宙開発計画は平和的だとかねてから主張しているが、米国を射程距離内に収める大陸弾道ミサイル(ICBM)を開発中だと広く考えられている。さらに、ミサイルに搭載可能な小型の核弾頭も開発中とみられている。

(英語記事 North Korea may be preparing for rocket launch - US

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