仏沖で商船が遭難 座礁の恐れ

仏沿岸を漂流するモダン・エクスプレス号(1月31日) Image copyright AP
Image caption 仏沿岸を漂流するモダン・エクスプレス号(1月31日)

フランスの海事当局によると、同国南西部沖で遭難した商船が大西洋沿岸に向かって漂流している。傾いた船を立て直す作業が1日に再開される予定だが、失敗した場合には1日夜から2日朝にかけて大西洋沿岸で座礁する可能性がある。

船はパナマ船籍のモダン・エクスプレス号で、先週26日から故障で船体が横に傾き始めた。22人の船員はすでにヘリコプターで救助されている。

全長164メートルのモダン・エクスプレス号は約3600トンの木材と掘削機を積んでおり、現在40度から50度に傾いている。

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Image caption 漂流する船には約300トンの燃料が積まれている
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Image caption 船はボルドーとビアリッツの間の沿岸を漂流している

海事当局者は、「商船をまっすぐに立たせるのは完全に不可能」だと述べた。

仏当局によると、船には約300トンの燃料も積まれている。現地紙のスドウエストによると、座礁した場合には燃料の拡散を防ぐ緊急措置が取られる予定だという。

2002年にはスペイン北部沖で石油タンカー、プレステージ号が沈没し、流出した5万トンの重油による環境汚染が沿岸で何千キロにも及ぶ問題となった。

モダン・エクスプレス号は、現地時間1月31日の午前11時(日本時間午後7時)時点で、フランス南西部のボルドーとビアリッツの中間地点から約100キロの沖合で漂流していた。

(英語記事 Stricken cargo ship Modern Express heading for French coast