ベルギーでパリ襲撃事件の関連捜査 容疑者1人死亡

捜査にはベルギー、フランス両国の警察が参加した(15日) Image copyright EPA
Image caption 捜査にはベルギー、フランス両国の警察が参加した(15日)

ベルギーの首都ブリュッセルで15日、昨年11月にパリで起きた連続襲撃事件に関連した強制捜査が行われ、容疑者1人が銃撃戦で死亡した。一方で、警官4人が軽いけがを負った。

このほか逃走中の容疑者が最多で2人いる可能性があるという。捜索にはフランス警察も参加し、負傷警官のうち1人はフランス人の女性警官。

強制捜査は、ブリュッセル南部の郊外フォレにある集合住宅で現地時間午後3時(日本時間午後11時)ごろに始まった。

ベルギー連邦検察の発表文によると、「捜索中の1人、もしくは複数の人物が、ドアを開けて入ろうとした警察に向かって発砲した」という。この際に警官3人が軽傷を負った。

またアパート外で午後6時ごろ、「カラシニコフで武装した容疑者」が殺害されたという。この際の銃撃戦で、警官1人が軽傷を負った。

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ブリュッセルの住宅地で強制捜査と銃撃
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Image caption 捜索の周辺地域の交通は遮断された(15日)
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Image caption 子どもを連れて避難する地元住民(15日)

死亡した容疑者の身元は明らかになっていない。しかし検察の広報官は、パリ連続襲撃事件の実行犯とされるサラ・アブデスラム容疑者ではないと明言している。当局は実行犯として、アブデルスラム容疑者ともう1人の容疑者の行方を追っている。

フランス警察は先に、15日の捜索の目的はアブデスラム容疑者の拘束ではないと述べていた。

対象地域はロンドンやパリと結ばれた高速鉄道の近くで、学校2校と幼稚園が数時間封鎖された後、警察が避難を誘導した。

当局者によると、アパートの家宅捜索は終了したものの、捜査は周辺地域に広がっており、別の場所でも行われる可能性もある。

BBCのアナ・ホリガン記者によると、警察は依然として現場近くに展開しており、往来で警戒する武装警官や上空を飛ぶヘリコプターが見えるという。

Image caption 発砲のあった場所(緑)

130人が死亡した昨年11月13日のパリ連続襲撃事件の実行犯は、ほぼ全員特定されている。ほとんどは犯行時もしくはその後の警察による家宅捜索の際に死亡した。

さらに襲撃事件に関連した容疑で、ベルギーで11人が逮捕され、ほか8人が依然として拘束下にある。

(英語記事 Brussels raid: High alert after Paris-linked raid

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