米ハッカー男を訴追 著名人ヌード写真など流出で

違法アクセスは2012年から14年にかけて起きた Image copyright Getty Images
Image caption 違法アクセスは2012年から14年にかけて起きた

米司法省は15日、アップルのクラウドサービス「iCloud」に保存されていた著名人のヌード写真、動画などが流出した事件で、ペンシルベニア州に住むライアン・コリンズ被告(36)を訴追したと発表した。

検察側は1年6カ月の禁固刑を求めているが、刑期は最長5年まで延ばされる可能性もある。コリンズ被告は容疑を認めている。

コリンズ被告は、2012年11月から14年9月にかけて、少なくともiCloudで50アカウント、グーグルの電子メール「Gmail」で72アカウントに違法にアクセスしたとされる。

裁判資料によると、コリンズ被告は、グーグルやアップルなどによるメールを装い、被害者にログイン情報を求めた。送信者のアドレスは「email.protection318@icloud.com」「noreply_helpdesk0118@outlook.co」「noreply_helpdesk0118@outlook.co」などとなっていたという。

裁判資料は「被告はフィッシング手法で、多数の被害者がアップルのiCloudに保存したデータにアクセスした。被害者の多くがロサンゼルス地域在住で、少なくとも18人の著名人を含む」と指摘。「保存データにはヌード写真や動画が多く含まれていた」という。

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Image caption 2014年にはiCloudに保存されていた女優ジェニファー・ローレンスさんのヌード写真がネット上に流出した

被害を受けた著名人の名前を当局は明らかにしていないが、容疑内容は、女優のジェニファー・ローレンスさんやケイト・アプトンさん、メアリー・エリザベス・ウィンステッドさんの写真がインターネットに流出した時期と重なっている。

ただしコリンズ被告には、盗んだ写真をネット上で公開した容疑はかけられていない。

連邦捜査局(FBI)ロサンゼルス支部のデイビッド・ボーディッチ氏は、「被害者のプライベートな内容に違法にアクセスしたことで、コリンズ氏はプライバシーを侵害した。そのせいで、多くの人がなかなか消えない精神的苦痛や恥ずかしさ、不安を抱え続ける羽目になった」と述べた。

さらにボーディッチ氏は、「著名人やあらゆる立場の人がこのような犯罪の犠牲となるケースが続いている。インタネット接続端末を使う人には、パスワードの強化や個人的な情報を求めるメールには慎重になることを強く勧める」と語った。

FBIは、コリンズ容疑者の訴追が「継続的な捜査」の一環であり、今後も逮捕者が出る可能性があるとしている。

(英語記事 Celebgate hack: Man to plead guilty to nude photos theft

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