米中首脳会談 北朝鮮の核・ミサイル実験阻止で一致

3月に北朝鮮が実施したミサイル発射実験 Image copyright KCNA
Image caption 3月に北朝鮮が行ったミサイル発射実験

オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は31日、ワシントンで会談し、北朝鮮に核・ミサイル実験をこれ以上実施させないよう協力することで合意した。

オバマ大統領は、核のない朝鮮半島を目指すことで両国は一致しているとし、両首脳が「核ミサイルの実験といった、緊張を高め国際的な義務に違反するような行為をどうやってやめさせることができるか」で合意することを目指している、と語った。

国営の新華社通信によると、核安全保障サミットに出席するためワシントンを訪れた習主席は、国連安保理で先月採択された北朝鮮への新たな制裁をすべての関係国が「完全かつ厳格に」行うことが不可欠だと述べた。

中国の鄭沢光外務次官は、米中の首脳会談では「さまざまな課題について、率直で突っ込んだ意見交換が行われ、重要な意見一致があった」とし、「前向きで、建設的かつ有益だった」と語った。

北朝鮮は、1月6日に核実験、2月7日には衛星の打ち上げを相次いで行った。共に過去の国連安保理決議に違反している。

国連や米国などは北朝鮮に対する新たな制裁を実施。国連安保理での制裁決議では中国も支持した。決議案は、2カ月に及ぶ米中の交渉の末、作成されたとされる。

北朝鮮が2006、09、13年に行った核実験を受け実施された過去の制裁は、同国の核開発計画を阻止する効果に乏しかった。

制裁に実効性を持たせるためには中国の役割が大きい。

新たに導入された制裁では、中国で入港した北朝鮮船舶の検査が義務付けられ、貿易の結果得られる利益が北朝鮮の核開発計画に使われるという証拠があれば、輸入が差し止められる。

米国は中国が北朝鮮への圧力を強めるよう長らく求めてきた。2月にホワイトハウスが出した声明は、中国の「北朝鮮政府に対する特別な影響力」によって、圧力をかけることが可能だと指摘している。

中国外務省は先週、北朝鮮をめぐる協議を周辺地域の主要国も含めたものに拡大するよう、首脳会談でオバマ大統領に提案すると述べている。31日の会談で新たな協議開始の合意があったかどうかは現時点で不明。

オバマ大統領は同日、韓国、日本の首脳とも会談し、北朝鮮問題で緊密に協力することを約束。オバマ氏は「北朝鮮による挑発を抑止し、安全を守ることで一致している」と述べた。

(英語記事 North Korea nuclear tests: US and China to co-operate

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