狭くなる飛行機の座席、米上院には止められず

飛行機の座席は小さくなり続けている Image copyright iStock
Image caption 飛行機の座席は小さくなり続けている

旅客機の座席ひとつあたりの大きさに最低基準を設けようとした法改正案が、米上院で賛成42対反対54で否決された。

経費削減と収益拡大を目指す航空各社は近年、座席をより小さくして、前後の間隔も詰めるようになっている。このため利用者からは、どんどん席が狭くなり居心地が悪いと苦情が絶えない。

座席の問題から客同士の間でトラブルになり、運航に影響が出たケースもある。前の席との間に余裕が欲しい乗客には、追加料金を要求する航空会社も増えている。

客席の広さに最低基準を設けようという提案は、航空関連全般の法改正案に付帯していたもの。座席の「大きさ、幅、クッションの量、角度」をこれ以上削減することを規制しようとした。さらに、座席の前後の間隔や通路の幅についても基準を設けようとした。

改正案を支持した民主党重鎮のチャック・シューマー上院議員(ニューヨーク州選出)は、「腕や脚をどうにかしようとするだけで、大変なことになる」と最近の旅客機事情を批判。一方で航空業界は、改正案は業界を「再規制」しようとするものだと反発していた。

上院の共和党議員は1人を除いて全員が、法案に反対票を入れた。

(英語記事 US Senate effort to rein in cramped aeroplane seats fails

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