【米大統領選2016】トランプ氏に唯一残った対立候補ケーシック氏が撤退表明

選挙戦からの撤退を表明したケーシック氏 Image copyright AP
Image caption 選挙戦からの撤退を表明したケーシック氏

米大統領選に向けた共和党候補の指名獲得争いで、指名を確実にしたドナルド・トランプ氏の唯一残る対立候補だったジョン・ケーシック・オハイオ州知事が4日、撤退を表明した。

オハイオ州コロンバスで開かれた集会でケーシック氏は支持者らに対し、「選挙運動を停止しようとするなかで信仰心を新たにした。主が先の道を示してくださるという信念がさらに深まった」と述べた。

各州の予備選でケーシック氏が勝利したのは地元オハイオ州のみだったが、7月に予定される党大会で、代議員の説得による獲得に持ち込むことを期待していた。

一方、民主党では、ヒラリー・クリントン前国務長官が党候補の指名を獲得するとみられている。

3日に開かれたインディアナ州の予備選では、対立候補バーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)が勝利し、同氏の支持者集会にいまだ多数の参加者が集まるのは驚きをもって受け止められているものの、クリントン氏は総獲得票数や代議員数でサンダース氏に大差を付けており、逆転される可能性は低い。

クリントン氏は、CNNテレビのインタビューでトランプ氏について、「言動が予測不能」で、「悪口といじめ」の選挙運動を展開してきたと批判した。

トランプ氏は、メキシコ人移民は「レイプ犯」、「犯罪人」だと語るなど、立候補表明時からさまざまな発言で議論を呼んできた。

複数の共和党幹部は4日、トランプ氏を支持しないと述べた。一部は、クリントン氏に投票する方がましだとの考えを示している。

リンジー・グレアム上院議員(サウスカロライナ州選出)は3日、「トランプ氏を指名すれば、我々は破滅させられる。(中略)当然の報いになるだろう」と述べた。

トランプ氏は対立候補だったケーシック氏を副大統領候補に選ぶのではないか、と取りざたされているが、ケーシック氏は受諾を否定している。

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Image caption ケーシック氏は先月、クルーズ上院議員(3日に撤退表明)との選挙協力で合意していた

(英語記事 John Kasich, last Republican Trump rival, quits race

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