救助された拉致少女 ナイジェリア大統領と面会へ

アミーナさんは生後4カ月の赤ちゃんを連れていた Image copyright Sahara Reporters
Image caption アミーナさんは生後4カ月の赤ちゃんを連れていた

ナイジェリアで219人の女子生徒が過激派組織「ボコ・ハラム」に拉致され行方不明となっていた事件で、2年以上ぶりに発見され救助された19歳の少女が同国のムハンマド・ブハリ大統領と面会する。

アミーナ・アリ・ヌケキさんは17日に、カメルーン国境近くの広大な森林サンビサ・フォレストで、軍が支援する自警団に発見された。赤ちゃんを連れていた。

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ボコ・ハラムに拉致の少女、1人発見

アミーナさんは、2014年4月に同国北東部のボルノ州チボクにある学校から拉致された女子学生の1人。

アミーナさんと生後4カ月の赤ちゃんは軍施設で検査を受けた後、18日にはナイジェリア空軍によってボルノ州都のマイドゥグリに移送された。

母親と感動的な再会を果たしたアミーナさんは、19日中に首都アブジャに到着後、ブハリ大統領と会う予定となっている。

ブハリ大統領の報道官は、アミーナさんの社会復帰を支援すると述べた。

ナイジェリア軍は、アミーナさんと一緒にいたボコ・ハラムの戦闘員とみられるモハンメド・ハヤツ容疑者を拘束。ハヤツ容疑者はアミーナさんの夫だと語っている。

Image caption 1)276人が当初拉致された 2)数時間中に数十人が脱出に成功し、残る219人の行方が心配されていた 3)アミーナさんが発見され、6人がすでに死亡したとされることから、212人が依然として解放されていないとみられる
Image caption アミーナさんが発見されたサンビサ・フォレスト(Sambisa Forest)はカメルーン国境近くにある

チボク住民とまとめるホセア・アバナ・ツァンビド氏によると、アミーナさんは森の中で薪を探しているときに発見された。同氏は、「すでに死亡した6人を除き、チボクの少女たちは皆サンビサにいる(中略)と、彼女は言っている」と述べた。

2014年当時、ボコ・ハラムが学校の寮を襲撃したのは夜遅くで、276人の女子生徒がトラックに載せられた。数時間後には50人が脱出に成功。多くはトラックから飛び降り、道路近くの茂みに逃げ込んだ。

今年に入ってCNNテレビが放送した映像では、一部の少女が生存しているのが分かった。黒い服を着た15人の少女が、良い待遇を受けているが家族とまた一緒に生活したい、と語っていた。

2015年の12月25日に撮影されたとみられる映像を見た生徒の親たちが、映像に出てくる一部の少女の身元を確認していた。

拉致事件を受けて、女子学生たちの救出を求める国際的な運動「#BringBackOurGirls」が生まれ、オバマ米大統領のミシェル夫人やパキスタン人の活動家マララ・ユスフザイさんが運動を支援してきた。

Image copyright AP
Image caption 2014年5月に公表された拉致少女たちの映像から
Image copyright AFP
Image caption 少女たちの救出を訴えるデモがナイジェリアの首都アブジャで行われた(今年1月)

ボコ・ハラムとは

・2002年の組織化当初は、西洋式の教育に反対する集団だった。「ボコ・ハラム」とは現地のハウサ語で「西洋の教育は禁じる」という意味。

・2009年に武装活動を開始。

・戦闘でナイジェリア北東部を中心に、数千人が死亡している。

・過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)に合流し、現在はISの「西アフリカ州」を自称する。

・ナイジェリア北東部で広範な支配地域があった。

・しかし、昨年は政府軍が大方の地域を取り戻している


(英語記事 Chibok girls: Rescued Amina to meet President Buhari

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