日本で置き去りにされた少年 父親に「許すよ」と

函館市の病院から退院する大和君(7日) Image copyright Associated Press
Image caption 函館市の病院から退院する大和君(7日)

北海道七飯町の山林で置き去りにされ6日間行方不明となっていた田野岡大和君が7日、函館市の病院から退院した。

大和君は先月28日、両親にしつけとして林道脇で車から降ろされ一時的に置き去りにされた。両親が戻ると姿が見えなくなっており、大規模な捜索活動が行われた。今月3日朝に自衛隊の施設にいるところを発見された。

日本では、しつけをめぐる議論が巻き起こった。

6日にTBSテレビの取材に応じた父親の貴之さん(44)は、「つらい思いをさせて、ごめん」と大和君に言ったと話した。大和君は、「いいよ、許すよ。お父さんは優しいから」と答えたという。

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Image caption 大和君はマットレスの間で寝たという。また、失踪していた6日間誰にも会わなかったと話した

毎日新聞によると、置き去りにされた大和君は泣きじゃくって方向感覚を失い、山の方に進んでしまったという。大和君はまた、自衛隊の施設にたどり着くまで5時間ほど歩いたと話している。

施設でマットレスの間に潜りこんで夜を過ごした大和君は、「誰にも会わなかった」という。

大和君は、施設の水道から水を飲んだだけで、6日間何も食べなかったと語った。

大和君は発見された際、軽い脱水症状で栄養状態が悪かったほか、手足にかすり傷を負っていたが、健康状態は良かった。

地元メディアによると、北海道警は大和君の両親に対し保護責任者遺棄の容疑で捜査はしない方針という。

(英語記事 Abandoned Japanese boy: Seven-year-old Yamato Tanooka 'forgives father'

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