オバマ米大統領、アリ氏葬儀には参列せず 娘の卒業式で

10日のモハメド・アリ氏の葬儀には数千人が参列する予定 Image copyright Reuters
Image caption 10日のモハメド・アリ氏の葬儀には数千人が参列する予定

米ホワイトハウスは7日、今月3日に死去したボクシングの元ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ氏の葬儀にオバマ大統領が出席しないことを明らかにした。10日に予定される葬儀と娘のマリアさんの高校卒業式が重なるためだという。

アリ氏の生まれ故郷、ケンタッキー州ルイビルで行われる葬儀には各国首脳が参列する予定となっている。

オバマ大統領夫妻は、アリ氏の知人でもあるホワイトハウスのバレリー・ジャレット上級顧問に、アリ氏の遺族への手紙を託す。

アリ家のスポークスマン、ボブ・ガンネル氏によると、オバマ大統領とアリ氏の妻ロニーさんは電話で話したという。

数千人の参列が予想されるアリ氏の葬儀には、トルコのエルドアン大統領やヨルダンのアブドラ国王が出席する。

英国の元ヘビー級王者レノックス・ルイス氏や米俳優ウィル・スミス氏らが棺を担ぐ予定。ウィル・スミス氏は映画でアリ氏を演じた経験がある。

葬儀では、ビル・クリントン元大統領と俳優のビリー・クリスタル氏も弔辞を読む予定。

Image caption ルイビル市内を行進する葬列の順路

アリ氏死去の報を受けたオバマ大統領は、私用で使う書斎にアリ氏のグラブを置いていると語った。グラブは、1964年の対ソニー・リストン戦で相手を倒すアリ氏の写真の真下に置いてあるという。

オバマ氏は、アリ氏について「リングでは卓越した格闘家で、それと同じくらいマイクを握れば優れた詩人だった。されにそれにとどまらず、正義のために戦った人、我々のために戦った人」として記憶されるだろうと述べた。

9日には、伝統的なイスラム教の葬儀が1万8000人収容のフリーダム・ホールで執り行われる。フリーダム・ホールは、1960年にアリ氏がプロボクサーとしての初勝利を飾った場所。

葬儀の入場券を求める人々が7日、深夜まで行列を作った。元軍属のアンジェラ・スミス・ワードさんはAFP通信に対し、「孫息子のために入場券を手に入れたい」と語った。「どんな出自だったとしても偉大になれると、孫に分かってもらいたい」。

10日には、現地時間の午前9時(日本時間午後10時)に葬列が始まる。ルイビルのアリ氏にゆかりのある場所を通過する予定となっている。

その後、午後2時からケンタッキー・ヤム・アリーナで公開の追悼式が行われる。ふだんはコンサートやスポーツ競技の会場となる大型施設だ。

遺体は近親者の立ち会いの下、ルイビル市のケーブ・ヒル墓地に埋葬される。

葬儀の模様はインターネット中継される

(英語記事 Muhammad Ali death: Obama will not attend memorial

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