仏警官を刺殺し家族を人質に 男は「ISに忠誠」と

パリ郊外マニャンビルの事件現場に突入した国家警察特別介入部隊(RAID)(14日) Image copyright AFP
Image caption パリ郊外マニャンビルの事件現場に突入した国家警察特別介入部隊(RAID)(14日未明)

フランス当局によると、過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う男が13日夜、首都パリ郊外マニャンビルで警官を刺殺し、警官の家族を人質にとった。現場に突入した警察が、男を殺害した。AFP通信によると、仏検察は対テロ捜査に着手した。

AFP通信が目撃者の話として伝えたところによると、刃物を持った男が警官宅前で警官に襲いかかった。警官は私服姿だった。男が「アッラフ・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだ可能性もあるという。男は続けて家の中に押し入り、警官のパートナーと息子を自宅で人質にとった。

調べによると、パートナーは遺体となって発見されたが、男児は保護された。

警察と交渉中に、ISに忠誠を誓ったという情報もある。

IS系のアマク通信社は、IS戦闘員による攻撃だと伝えたが、正式な犯行声明は出ていない。

オランド仏大統領は、エリゼー宮で14日朝にも事件について政府として協議すると声明で発表。「このおぞましい事態の状況について、詳細を明らかにしていく」と大統領は述べた。

内務省のブランデ報道官は、午後9時ごろに警官の家族が人質にとられたため、国家警察特別介入部隊(RAID)の投入が決まったと説明した。

様子を目撃した人たちによると、RAIDが突入すると現場から大きい爆発音が聞こえたという。

ブランデ報道官は現場で報道陣に対して、「大きな犠牲が出た」と述べた。「この警察指揮官は殺害され(略)女性の遺体を発見した。犯人は殺害された。ありがたいことに小さい男の子は助かり、無事だ」と話した。

被害者の名前はまだ公表されていない。マニャンビルはパリから北西約55キロのところにある。

(英語記事 French police chief's killer 'claimed allegiance to IS'