【米大統領選2016】サンダース氏、クリントン氏と協力を約束 撤退も支持も表明せず

サンダース氏は撤退もクリントン氏支持も言明しなかった(17日) Image copyright Reuters
Image caption サンダース氏は撤退もクリントン氏支持も言明しなかった(17日)

米大統領選に民主党から出馬しているバーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)は17日、地元バーリントンで支援者を前に、民主党候補になる見通しのヒラリー・クリントン前国務長官に協力すると表明した。ただし選挙戦からの撤退も、クリントン氏支持も言明しなかった。

サンダース氏は演説で、共和党候補になる見通しのドナルド・トランプ氏の勝利を何としても阻止する必要があると支援者に強調し、民主党「変革」のために働き続けると約束した。また自分たちの選挙活動は、今までよりかなり小規模なものになると説明した。

22州の予備選・党大会で勝ち、1200万票以上を獲得したサンダース氏は、クリントン氏が候補指名に必要な代議員数を今月中旬に獲得した後も、撤退圧力に抵抗してきた。対するクリントン氏は予備選で1600万票を獲得した。

サンダース氏は14日、クリントン氏と会談している。

Image copyright AFP
Image caption サンダース氏は党大会の代議員1900人を獲得した。写真はワシントンで今月9日に開かれた支援者集会。

サンダース氏は、「次の5カ月で直面する大事な政治課題は、ドナルド・トランプが確実に敗退し、しかも徹底的に大敗することだ。私も間もなくそのために、自分の役割を果たし始めるつもりだ」と述べた。

その一方で、「打倒トランプ」のみが唯一の目標ではなく、「目指すアメリカを作るための草の根の努力を続けなくてはならない。そしてそのエネルギーを携えて7月25日、フィラデルフィアの民主党全国大会に臨まなくてはならない。党大会で私たちは1900人以上の代議員を得ているのだから」と強調した。

サンダース氏はさらに、自分とクリントン氏が「いくつかの非常に重要な問題について、意見が大きく食い違っている」のは「秘密でもなんでもない」と述べた。「これから話し合いを続けて、みなさんの意見が反映されるよう努力していきたい。民主党が(党大会で)史上最も進歩的な党綱領を可決し、民主党員が実際にその政策課題のために闘うようにしたい」。

さらに「民主党が働く人や若者のための党になるよう、党の変革のためクリントン長官と協力していくのを楽しみにしている」とも述べた。

サンダース氏は自分の未来像は決して過激でも泡沫でもなく、「何百万人ものアメリカ人が信じて、実現を期待する」ビジョンだと強調した。

(英語記事 US elections: Sanders 'to work with Clinton' to beat Trump

この話題についてさらに読む