米アカデミー賞、女性や少数派中心の約700人を新会員に

アカデミー会員が「白人、男性、高年齢過ぎる」との批判が出ていた Image copyright Getty Images
Image caption アカデミー会員が「白人、男性、高年齢過ぎる」との批判が出ていた

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは29日、賞の選考で投票権を持つ会員の新たなメンバーとして、女性や少数派を中心とした約700人を選定し、招待状を送ったと発表した。アカデミーは、会員構成が白人男性中心だとの批判を受け多様性拡大に取り組むことを表明していた。

新会員の候補者のうち約半数は女性で、白人以外の候補もほぼ同数に上る。

今年2月のアカデミー賞では、2年連続で俳優部門のノミネートが全員白人だったことをめぐって批判が出ていた。

映画産業の人種的な不平等をめぐる議論は、ソーシャルメディア上でハッシュタグ「#OscarsSoWhite(アカデミー賞はあまりに白い)」などを使った投稿で広がり、何人かのハリウッドスターが授賞式をボイコットすることにつながった。

会員の大多数が高年齢の白人男性だという批判に対し、映画芸術科学アカデミーは会員構成の改革を表明していた。

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Image caption 『スター・ウォーズ』のフィン役を演じたジョン・ボヤーガさん

発表によると、招待者の中には、『スター・ウォーズ』のジョン・ボヤーガさんや『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・トンプソンさん、今年のアカデミー賞で助演女優賞を受賞したスウェーデン人女優アリシア・ビカンダーさん、ミュージシャンのメアリー・J・ブライジさんが含まれる。

ただ、招待状を受け取った全員が会員になった場合でも、全体で6000人余りの会員構成を大幅に変えるわけではない。男性比率は現在の75%から73%に、白人比率は現在の92%から89%に、それぞれ低下する。

(英語記事 Oscars push for more gender and ethnical diversity

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