警官がまた黒人男性を射殺 米ミネソタ州

ミネソタ州セントポールで起きた銃撃の直後の車内 Image copyright Lavish Reynolds
Image caption ミネソタ州セントポールで起きた銃撃の直後の車内

米中西部ミネソタ州で6日、黒人男性が警官に射殺された。5日には南部ルイジアナ州でやはり黒人男性が警官に射殺され、抗議が続いている。

ミネソタ州セントポールの地元メディアなどによると、郊外住宅地ファルコンハイツで自動車の後部ライトが壊れていたため警察に呼び止められたフィランド・カスティールさん(32)が、警官に撃たれて死亡した。カスティールさんは私立校の食堂責任者だった。

血まみれのカスティールさんや銃を向けた警官の映像をインターネットで生中継していた恋人のラビッシュ・レノルズさんによると、警察の命令に従い車を停めたカスティールさんは、自分は銃を隠し持つ許可を受けており今も銃を携帯していると警官に告げた。その上で、免許証を取ろうと手を伸ばしたところで、警官に撃たれたという。

ビデオではレノルズさんが警官に「いま4発、撃ちましたね。免許証と車検証をとろうとしただけなのに」と言うのが聞こえる。

いとこのアントニオ・ジョンソンさんは地元紙スター・トリビューンに、「ファルコンハイツで黒人が運転していたら、たちまち犯罪者としてプロファイリングされたんだ」と話している。

セントポールの警察は、発砲した警官を休暇扱いにして、事実関係を調べていると話している。

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米南部で警察が取り押さえた黒人を射殺 差別と抗議の声

前日5日には、南部ルイジアナ州バトンルージュで、アルトン・スターリングさん(37)が警官に射殺された。6日になると、現場で警官たちが地面にスターリングさんを押さえつけてから数回発砲する様子のビデオが浮上した。

ビデでは、警官たちともみ合い、地面に押さえつけられたスターリングさんの様子が映っている。そこからカメラがいったん離れると、数発の銃声が聞こえる。その数秒後、今度は胸から流血したスターリングさんのズボンのポケットから、警官が何かを取り出す。

警察によると、コンビニ店の前で銃を取りだして通行人を脅している男性がいるという通報で、警官たちは現場に向かった。スターリングさんは銃を携行していたと説明している。

ビデオを撮影したスターリングさんの友人がデイリー・ビーストに語ったところによると、スターリングさんはいつものようにコンビニ前の駐車場でCDを売っていた。銃を手にしたなどということはなく、発砲後に警官がスターリングさんのポケットから取り出したのが銃だったなら、警官たちに切迫した危険はなかったはずだと友人は話している。

事件現場となった店の前では5日から2夜連続で数百人が抗議し、「黒人の命も大事だ」と繰り返した。

2人の警官は休職扱いとなり、米司法省は公民権違反の可能性を調べ始めた。ルイジアナ州のエドワーズ知事は、市民に平静を保つよう呼びかけた。

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Image caption 殺害されたスターリングさんの15歳の息子、キャメロンさん(写真中央)を慰める人々(ルイジアナ州バトンルージュ)

(英語記事 Minnesota black man shot by US police in car

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