【リオ五輪】米国とニュージーランドの選手、助け合い 陸上女子5000m

レース中に互いを助けあったニュージーランドのハンブリン選手(左)と米国のダゴスティノ選手 Image copyright Reuters
Image caption レース中に互いを助けあったニュージーランドのハンブリン選手(左)と米国のダゴスティノ選手

リオ五輪の陸上女子5000メートル予選で16日、接触して倒れた米国とニュージーランドの選手同士が互いを助けあった。米国のアビー・ダゴスティノ選手とニュージーランドのニッキー・ハンブリン選手のその姿は、オリンピック精神そのものだと称えられている。

両選手は5000メートル走の約3000メートルを走った時点で、ダゴスティノ選手の足が前を走っていたハンブリン選手の足に触れ、2人とも転倒した。ダゴスティノ選手が先に立ちあがったが、ハンブリン選手は体を地面に強く打ちつけた様子で、しばらく起き上がらなかった。

ダゴスティノ選手はそのまま1人で走り続けることなく、泣いているようにも見えたハンブリン選手の脇を抱えて助け起こし、「立って。最後までやらないと」と励ました。

2人はレースを続けたが、ダゴスティノ選手が足首を負傷していることが次第に明らかになると、今度はハンブリン選手が相手を励まし続けた。

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足を引きながら最下位でゴールインしたダゴスティノ選手は、待っていたハンブリン選手と涙ながらの抱擁を交わした後、車椅子でトラックを後にした。

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Image caption 豪スポーツ記者のダニエル・チャーニーさんは「5000m予選で倒れたニュージーランドのニッキー・ハンブリンがアメリカのアビー・ダゴスティノを待った。素晴らしいスポーツマン精神の瞬間だ」とツイートした

ハンブリン選手はレース後に、「先に彼女が助けてくれた。自分も彼女を助けようとした。かなりひどいけがだったので」と話した。ダゴスティノ選手は棄権やむなしかと思い、ハンブリン選手は先にゴールしたが、そのままダゴスティノ選手を待った。足を引きながら完走したダゴスティノ選手について、「あれこそまさにオリンピック精神そのもの」とハンブリン選手は称えた。

どちらもこの予選では決勝進出はならなかったが、助け合う姿には多くの称賛が集まり、大会側は2人の決勝出場を認めた。19日夜までに復調していれば、決勝でまた共に競い合うことになる。

(英語記事 Rio Olympics 2016: US and NZ runners help each other

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