【リオ五輪】事情聴取受けた米競泳代表選手ら、出国認められる

18日夜にリオデジャネイロ空港で搭乗手続きをするジャック・コンガー選手(写真中央)とガナー・ベンツ選手 Image copyright Reuters
Image caption 18日夜にリオデジャネイロ空港で搭乗手続きをするジャック・コンガー選手(写真中央)とガナー・ベンツ選手

リオデジャネイロ五輪の競泳男子米国代表で、現地の警察から事情聴取を受けていたガナー・ベンツ、ジャック・コンガー両選手が19日、米国帰国に向け飛行機の搭乗手続きを行った。

両選手は18日に、すでに搭乗していた飛行機から当局によって降ろされていた。

2人とライアン・ロクテ選手、ジェイムズ・フェイゲン選手の4人は、14日に銃を持った強盗に襲われたとする証言が虚偽だったと当局に指摘されている。

ロクテ選手は15日に米国に帰国しているが、フェイゲン選手はブラジル国内に滞在している。

リオデジャネイロ警察のフェルナンド・ベローゾ本部長は先に記者会見を行い、4人が強盗に遭ったとする訴えは事実ではないとの見解を示した。「選手たちに強盗を働いた者はいない。彼らが被害にあったという犯罪は起きていない」。

ベローゾ本部長はさらに、選手のうち1人もしくは複数がガソリンスタンドで器物を損壊し、弁償を申し出たと語った。

武装した警備員が介入し、選手らは弁償金を払ってその場を離れた。本部長によると、警備員の一人は、突飛な振る舞いをしていた選手がいたことから、正当な対応として一時銃を抜いた。

本部長はまた、証言内容を何度も変えた選手らについて、「理論上」は偽証と器物損壊で起訴される可能性があると警告した。

ベローゾ本部長は、ロクテ選手が「酔っぱらっていて、非常に怒っていた」と述べ、リオ市民が地元の評判が貶められることを残念に思っているとし、「影響力があり、振る舞い方を知っているべき著名人だ。(中略)謝罪は歓迎だ」と求めた。

しかし、選手らの弁護士セルジオ・リエラ氏は18日、五輪の特別裁判所でベンツ、コンガー両選手の出国が認められたと述べた。リエラ弁護士は、「彼らは空港に向かっている」と語った。

Image copyright Reuters
Image caption 米国行きの飛行機から降ろされた後、警察署に連れてこられたガナー・ベンツ、ジャック・コンガー両選手(18日)

これに先立ち、五輪組織委員会の広報担当者マリオ・アンドラーダ氏は記者団に対し、「彼らは楽しい時間を過ごそうとしていた。自分たちの国の代表としてできるかぎりのことをしようとしていた」と述べ、深刻な事ではないと印象付けようとした。

「ものすごいプレッシャーの中で競技をした。大目に見てやろうじゃないか。後で後悔するような行動をすることはある。彼らは楽しく遊んだ。失敗を犯した。人生は続く」。

Image copyright Getty Images
Image caption ロクテ選手
Image copyright Reuters
Image caption フェイゲン選手は400メートルリレーで金メダルを獲得した(写真は2013年撮影)

(英語記事 US swimmers were not robbed, says Rio police chief

この話題についてさらに読む