米グッゲンハイム美術館に黄金製のトイレ ちゃんと使えます

これも美術? カッテラン氏の「アメリカ」 Image copyright Guggenheim
Image caption これも美術? カッテラン氏の「アメリカ」

米ニューヨーク市のグッゲンハイム美術館にこのほど、すべて18金で作られたトイレが設置された。来館者はだれでも利用することができる。

イタリアの彫刻家マウリツィオ・カッテラン氏が制作し、「アメリカ」という作品名が付けられたトイレは通常の使用ができるよう作られている。

ニューヨーカー誌によると、れっきとしたインタラクティブ美術で、設置されるのはグッゲンハイム美術館内の公衆トイレ内。館内のユニセックスのトイレにあった陶器製の便器を取り換えた。

ニューヨークでも高級住宅街として知られるアッパー・イースト・サイドの五番街沿いにあるグッゲンハイム美術館は、この作品を「大胆で不遜」と呼ぶ。

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Image caption カッテラン氏は経済的格差が制作のきっかけになったと示唆した

美術館は、作品が「我々の人間性に共通する逃れることのできない肉体的現実を究極的に再認識させている」と表現。展示は、「(超富裕層が全人口に占める割合を示す)1%のためにあるような浪費を尽くしたぜいたく品を公衆に提供する」のが目的だとした。

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Image caption ニューヨーカー誌はツイッターで「アーティストが純金のトイレをグッゲンハイムのために制作。ええ、もちろん使えますよ」とツイートした

美術館は、「来館者が展示品を個人的かつ私的に使えるようにするという参加型であり、美術作品と体験したことないような親密な関係を持つのを可能にしている」と述べた。

トラック運転手の息子で、ミラノを拠点とする美術家のカッテラン氏は今年、経済的格差が作品制作のきっかけになったと示唆していた。

今回の展示をめぐっては、1917年にマルセル・デュシャンが陶器の男性用小便器を「泉」と題してニューヨークで展示し、世界で大きな反響を呼んだこととの比較が話題になっている。

カッテラン氏は、隕石が当たって倒れたローマ・カトリック教会の法王ヨハネ・パウロ2世(故人)の姿を彫刻にした「ラ・ノナ・オラ(9時)」で物議を醸したこともある。

(英語記事 Guggenheim Museum's 18-carat gold toilet to open to public

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