敗れたクリントン氏、得票数200万票超リード 米大統領選

クリントン氏 Image copyright Getty Images

米大統領選の一般投票で、敗北した民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官が得た票の数が、ドナルド・トランプ次期大統領の得票を200万以上上回ったことが明らかになった。

米インターネットメディア「クック・ポリティカル・リポート」によると、現在も開票が続くなか、両氏の得票数はクリントン氏が6420万票、トランプ氏は6220万票になった。

トランプ氏は選挙人の過半数を得て勝利している。各州の選挙人は12月19日、今月8日の一般投票の結果を踏まえて投票する。

一般投票の得票数が少ない方の候補が、大統領選に勝つのはこれで5回目。

法廷で最終的な決着が付いた2000年の大統領選では、敗北した民主党候補のアル・ゴア副大統領が、共和党候補のジョージ・W・ブッシュ氏を一般投票の得票数で54万4000票上回った。

当時は、接戦で結果が争われていたフロリダ州をめぐって最高裁がブッシュ氏勝利の判断を下したことで、勝敗が決した。

今回の選挙では、クリントン氏が大票田のカリフォルニア州などで勝利したものの、トランプ氏が選挙結果を左右する激戦州の大方を制した。

選挙人制度の下では、一部の州で大差で勝つよりも、より多くの州で僅差で勝利する方が有利に働く。

学者や法曹、データ分析の専門家たちは、接戦だったミシガンとウィスコンシン、ペンシルベニアの3州での票集計について、海外ハッカーが結果を操作していなかったか調べる運動を進めており、クリントン氏の陣営に参加を呼びかけている。3州ではすべてトランプ氏が勝っている。

学者らは、投票用紙や光学スキャナではなく、電子投票システムを使っていた郡でなぜクリントン氏の得票が少なくなる傾向があったのか、確認する必要があるとしている。

しかし、再集計を求める運動にクリントン陣営からは前向きな姿勢は示されていない。

緑の党のジル・スタイン氏は、同じ3州での再集計に向けた資金集めを行っている。

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