コロンビア政府と左翼ゲリラ 修正和平文書に署名

サントス大統領(写真左)とロンドニョFARC最高司令官が握手した際には、出席者は「我々にはできた」との言葉を繰り返した(24日、ボゴタ) Image copyright AFP
Image caption サントス大統領(写真左)とロンドニョFARC最高司令官が握手した。出席者は「我々にはできた」との言葉を繰り返した(24日、ボゴタ)

半世紀以上にわたる内戦の終結を目指す南米コロンビアの政府と左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)は24日、修正された和平合意文書に署名した。

政府とFARCが今年9月にまとめた和平合意は、翌月2日に実施された国民投票で否決されたことから、修正協議が進められてきた。今回の修正合意は国民投票にはかけられず、議会での承認を求める。

内戦では26万人以上が死亡し、何百万のもの人々が住まいを失っている。

首都ボゴタで開かれた署名式では、修正合意文書が議会の議長に手渡された。9月の合意の際には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や周辺国の元首らを含む2500人が同国の観光地カルタヘナに招かれ、盛大な式典を行ったが、今回ボゴタ市内のコロン劇場で行われた署名式は小規模に抑えられ、約800人が出席した。

愛称「ティモチェンコ」の「ティモレオン・ヒメネス」ことロドリゴ・ロンドニョFARC最高司令官とコロンビアのサントス大統領がそれぞれ署名を終え握手すると、出席者たちは立ち上がり、「シ・セ・プド(私たちはできた)」との言葉を繰り返した。

ロンドニョ氏は合意を受けて、「戦争を確実に終わらせたから、意見の対立には平和的に対応する」と述べた。

サントス大統領は修正合意について、国民投票の際に反対票を投じた人々が指摘していた問題の多くを考慮に入れたことから「より良いものになった」と語った。

大統領はさらに、合意内容をできるだけ早く実際に適用するべきだと主張。内戦に戻った場合のことを想像してみてもらいたいと出席者に呼びかけ、来週にも議会が修正合意文書をめぐる採決を行うとの見通しを示した。

5つの主な修正点

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Image caption 修正合意では、FARCのすべての資産は内戦の犠牲者の補償金に充てられる

・FARCはすべての資産を提示し、引き渡す。資金は内戦の犠牲者への補償金に充当する。

・家族に大切にする考え方を損なうとして、宗教団体が指摘していた当初の合意内容への懸念に対応。

・過渡的な司法制度での処理を10年間に限定。

・FARCが麻薬密売に関与していた場合には、詳細にわたって内容を報告する。

・和平合意はコロンビア憲法に影響を及ぼさない。

(英語記事 Colombia signs new peace deal with Farc

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