ニュージーランド首相が突然の辞意表明 家族のためと

キー首相は、首相の職が家族に大きな犠牲を強いてきたと語った Image copyright Reuters
Image caption キー首相は、首相の職が家族に大きな犠牲を強いてきたと語った

ニュージーランドのジョン・キー首相は5日、家族の事情を理由に辞任を表明した。同首相は2008年に就任し、現在3期目。

ビル・イングリッシュ副首相が暫定的に首相を務めるとみられる。与党・国民党は幹部会を開いて次の首相を指名する予定。

国内で人気の高いキー首相は毎週定例の会見で、今月12日をもって辞任すると表明。家族の要請を理由に挙げている。

同首相は、「今間までで最も難しい決断だった」とし、「これからどうするかは決めていない」と述べた。

地元紙ニュージーランド・ヘラルドは、キー首相がブロナー夫人の要請を受けて辞任を決意したと報じた。

「何も残っていない」

キー首相は、職務遂行には「一番大切な人たち」の犠牲が余儀なくされたと述べ、子どもたちの生活が「極端なほど侵害された」と語った。「言えるのは、私は全力を尽くしたということだ。もう燃料タンクには何も残っていない」。

投資銀行メリル・リンチで為替ディーラーだったキー首相は2008年、それまで9年間続いた労働党政権のヘレン・クラーク前首相を破り、首相に就任した。

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Image caption キー首相は米国との関係強化を目指していた(写真は先月ペルーで開かれたAPEC首脳会議の記念撮影で、オバマ米大統領と並んで立つキー首相)

労働党のアンドリュー・リトル首相はツイッターで、「ジョン・キーはニュージーランドに惜しみなく身を捧げた。彼とその家族には素晴らしい未来を祈っている」とコメントした。

緑の党のメティリア・テュレイ共同党首は、「ジョンの政治に対して毎日戦ってきたが、彼が何より先にまずは父として、そして夫として存在する、その権利を支持してきた」とツイッターでコメントした。

(英語記事 New Zealand Prime Minister John Key in surprise resignation

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