中国が拿捕した無人潜水機、米国に返還

無人潜水機は米海軍の海洋調査船「ボウディッチ」に戻る前に拿捕された Image copyright AP
Image caption 無人潜水機は米海軍の海洋調査船「ボウディッチ」に戻る前に拿捕された

米国防総省は20日、中国が南シナ海で先週拿捕した米海軍の無人潜水機が返還されたと明らかにした。

潜水機は、拿捕された場所の近くで米国側に返還されたという。

国防総省は発表文で、国際法で認められた南シナ海の海域で、今後も「飛行し、航行し、活動する」と述べた。

中国は15日に、フィリピンのスービック湾から北西92キロの国際海域で潜水機を海から取り上げた。これを機に両国は対立し、ここ数十年間の両国関係でも特に深刻な事態のひとつと言われる状態にあった。

中国国防省も20日の発表文で、「中国と米国が友好的な協議を行った結果、引き渡しは正午に滞りなく完了した」と述べた。

米国は、拿捕された当時の無人機は科学的な調査活動に携わっていたとしている。

20日の発表文で国防総省は、無人機の拿捕は国際法や海上における海軍間の行動規範に沿っておらず、事実関係の調査を今後も続けると述べた。

専門家らは、今回の対立が、中国が南シナ海で軍事活動を活発化させていることへの米国の懸念をさらに高めるだろうと指摘した。

Image caption 無人潜水機が拿捕された場所

(英語記事 China returns seized underwater US drone

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