日本の安倍首相、ハワイで戦没者墓地など訪問

米国立太平洋記念墓地で、管理責任者のジェイムズ・ホートン氏と並んで献花する安倍首相(26日) Image copyright AP
Image caption 米国立太平洋記念墓地で、管理責任者のジェイムズ・ホートン氏と並んで献花する安倍首相(26日)

日本の安倍晋三首相は26日(日本時間27日早朝)、米ハワイ州ホノルルに到着し、戦没者らが眠る国立太平洋記念墓地などを訪れた。27日にはオバマ米大統領とともに、太平洋戦争の直前に旧日本軍の攻撃を受けた真珠湾を訪問する。

日米両国の首脳がそろって真珠湾を訪れるのは、今回が初めて。

安倍首相の側近らは、首相は慰霊に訪れるものの、謝罪はしないと語った。1941年12月7日(日本時間8日)の真珠湾攻撃では、米軍関係者と市民が計2400人以上死亡。間もなく太平洋戦争が始まった。

真珠湾攻撃では、停泊していた戦艦8隻のうち4隻が撃沈され、残りの4隻も撃破された。ただし、主要な空母は航海中だった。

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ハワイの米国立太平洋記念墓地で献花する安倍晋三首相と管理責任者のジェイムズ・ホートン氏

ハワイ到着後、最初に訪れたホノルル中心部近くの国立太平洋記念墓地で、安倍首相は献花し、しばし黙祷を捧げた。

27日には、安倍首相とオバマ大統領が会談した後、撃沈された戦艦アリゾナの上に設けられたアリゾナ記念館を一緒に訪れる予定となっている。来年1月のオバマ大統領退任前に、両首脳が会談する最後の機会になる。

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BBCが伝えた真珠湾攻撃 75年前のラジオ放送

安倍首相による真珠湾訪問は、攻撃75周年の3週間後にあたる。これに先立ち、今年5月にはオバマ大統領が現職大統領として初めて、被爆地・広島を訪れた。1945年の広島原爆投下で、約15万人が死亡したとされている。

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真珠湾を生き延び103歳 「まるで人間たいまつのように」

真珠湾を訪問した最初の日本の首相は吉田茂。1951年にサンフランシスコ講和条約署名のため訪米した際、往復時に2回ハワイに立ち寄っている。

吉田首相(当時)が復路に立ち寄った際には、アーサー・ラドフォード米太平洋艦隊司令長官(同)と面会。面会した部屋から、真珠湾攻撃の跡地が直接眺められたという。

ラドフォード提督は後に回想録で、「まるで戦艦アリゾナの残骸が窓から見えるような気がした」と書いている。

面会の冒頭は気まずい雰囲気だったが、ラドフォード氏の飼い犬が吉田氏に近付き、頭を撫でてもらったのを機に、空気は和んだという。

(英語記事 Japan PM Shinzo Abe in Hawaii for landmark Pearl Harbor visit

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