【米政権交代】オバマ氏、ホワイトハウスは「家業」じゃないとトランプ氏に

President Barack Obama meets with President-elect Donald Trump Image copyright AP

バラク・オバマ米大統領は8日放送の米ABCニュースのインタビューで、ドナルド・トランプ次期大統領にホワイトハウスを「家業のように」運営しようとしてはダメだと助言したと明らかにした。

インタビューでオバマ大統領は、トランプ氏は米国の制度を「尊重」しなくてはならないと強調。「宣誓して就任したら、地球上で最大の組織の責任者なんだから」と述べた。

家業や同族会社を経営するように政府を「運営するわけにはいかない。強力なチームを周りにおかないと駄目だ。良い判断を下すには、制度と手続きを尊重しないと。本質的に、ほかの人たちに頼っているのだし」とオバマ氏は述べ、トランプ氏にもこれを伝えたと話した。

大統領はさらにトランプ氏に、選挙と実際の政府運営は別物だと助言したという。

「(トランプ氏の)発言を真剣に受け止める外国政府や金融市場が世界中にあるのだから」とオバマ氏は警告した。

オバマ氏はさらに、昨年の大統領選にロシアがハッキングなどで介入したという国家情報長官報告について、そうした攪乱(かくらん)攻撃の影響力を当初は「みくびっていた」と認めた。

「この新しい情報化時代に、偽情報を使った攪乱がどれほどこの開かれた社会に影響をもたらすか、自分はみくびっていたと思う」と大統領は述べ、トランプ氏に米政府の情報機関を信用するよう伝えたと明らかにした。

「(情報収集の)手続きがちゃんと機能していると自信がもてなければ、まともな判断ができない状況が出てくる」

ロシアによる選挙介入について長く否定し、介入があったと指摘する中央情報局(CIA)などを批判し続けていたトランプ氏は6日、国家情報長官報告について情勢説明を受けた後、介入があったと認め、米情報機関の「大ファンだ」と表明した。しかしその後は、反ロシア派は「馬鹿だ」と批判し、ロシアからハッキングされたといわれる民主党本部の対応を批判。「コンピューターサーバーの点検さえ要請していないなら、どうしてハッキングされたってこんなに確信してるんだ? どうなってるんだ?」とツイートした

トランプ氏は1月20日、宣誓就任する。

(英語記事 Trump election: US presidency is not a family business, says Obama

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