米カリフォルニア大学、右派メディア編集者の講演中止 抗議デモ受け

大学キャンパス内で抗議デモによって炎が上がり、講演は中止された(1日、カリフォルニア州) Image copyright AP
Image caption 大学キャンパス内で抗議デモによって炎が上がり、講演は中止された(1日、カリフォルニア州)

米西部の州立大学、カリフォルニア大学バークレー校は1日、予定されていた右派メディア「ブライトバート」のマイロ・ヤノポロス編集者の講演の中止を決めた。講演をめぐっては反対する学生らが抗議デモを繰り広げていた。

ヤノポロス氏は、ドナルド・トランプ大統領を選挙期間中から応援していたことで知られる。

同大学では、学生数百人が抗議デモを行い、機動隊が出動。一部が暴徒化し放火した。警察は催涙ガスを使用し、キャンパスは閉鎖された。

現時点で逮捕者が出たという情報はない。重傷者も出ていないもよう。

ヤノポロス氏の発言については、人種差別的、女性蔑視だと批判する声が相次いでいる。

ヤノポロス氏は昨年、SFコメディー映画「ゴーストバスターズ」に出演した女優レスリー・ジョーンズさんを人種差別的に中傷攻撃する動きを扇動したとして、ツイッターのアカウントを閉鎖されている。

同氏の講演は、バークレー校の共和党支持者の団体が主催していた。

団体の広報担当者、ピーター・シトラー氏は、ヤノポロス氏の発言内容にすべて同意するわけではないものの、ヤノポロス氏が「米国の大学キャンパスで抑圧されている保守思想に発言する力を与えた」と語った。

今回の講演について大学側は、大学の招待によるものではないと強調したが、デモ前に出されていた中止要請は拒否していた。

学生らのデモは当初、平和的だったが、その後、講演会場の窓ガラスが割られるなどしたほか、発煙弾が投げられ、大学施設が集まるスプロウル・プラザで炎が上がった。

ヤノポロス氏の母校で、英イングランド地方カンタベリーにあるサイモン・ラングトン男子校は昨年、予定されていた同氏の講演を中止した。学校は、抗議デモが起きる可能性も中止の理由のひとつだと説明した。

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Image caption デモは当初、平和的に行われていた(1日、カリフォルニア州)

(英語記事 UC Berkeley cancels Breitbart speaker as students protest

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