コロンビア政府と反政府組織ELN、和平に向け協議開始

握手するELN側の代表ベルトラン氏(写真左)と政府の代表レストレポ氏(7日) Image copyright AP
Image caption 握手するELN側の代表ベルトラン氏(写真左)と政府の代表レストレポ氏(7日)

南米コロンビアで約半世紀にわたって対立してきた政府と反政府組織の国民解放軍(ELN)が7日、和平に向けた協議を開始した。

隣国エクアドルの首都キトには、双方の代表が集まり記念式典を開いた。

昨年11月には、コロンビア政府と国内最大の反政府組織で左翼ゲリラの「コロンビア革命軍」(FARC)が和平合意に署名している。交渉には4年の歳月が費やされた。

ELNはコロンビアで第2の反政府組織。7日の式典に出席したELNの交渉担当トップ、パブロ・ベルトラン氏は、お互いの違いを乗り越え、双方を結びつける部分で力を合わせるべきだと述べた。

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Image caption キトで開かれた和平交渉開始の記念式典(7日)

一方、政府代表のフアン・カミロ・レストレポ氏は、FARCとの交渉で得た教訓を生かし、ELNとも和平合意に至りたいと話した。

両氏とも、数十年に一度の和平の機会が訪れているとの認識を示した。

政府側のレストレポ氏は、「コロンビアと世界は、和平を実現するこの機会が将来再び得られる可能性は低いと認識している」と述べた。

同氏はさらに、交渉中は人質の拉致を正式に停止するようELNに求めた。

ELNが「保留」と呼ぶ拉致による人質の身代金が、同組織の大きな収入源になってきた。

ELNのベルトラン氏は、抑圧を強めることでは和平は達成できないとし、「政治的な解決が必要だ。過ちの責任を取る意思が我々にはあるが、向こう側も同じようにすると期待している」と語った。

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Image caption ELNの人質にされたコロンビア兵士のフレディ―・モレノさん(写真右から2人目)

交渉の場を提供するエクアドルのギョーム・ロング外相は、「我々世代が和平を実現する機会はもうないかもしれない」と語った。交渉はブラジル、チリ、キューバ、ノルウェー、ベネズエラが後押ししている。

ELNは、1964年に土地や富の不平等な分配への抗議を目的として発足。1959年のキューバ革命を手本としていた。

(英語記事 Colombia: Peace talks with ELN rebel group begin

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