米カリフォルニア州でダム周辺住民に避難命令

緊急放水路から水が溢れ出したのは、約50年前のダム建設以来初めてのこと(11日) Image copyright AP
Image caption 緊急放水路から水が溢れ出したのは、約50年前のダム建設以来初めてのこと(11日)

米カリフォルニア州北部にあるオーロビル・ダムで12日、大雨のためにダムの水位が上昇し危険な状態になり、周辺住民の少なくとも13万人に避難命令が出ている。

当局は、ダムの放水路がいつ崩壊してもおかしくないと話しており、洪水の危険がある住民に即時避難するよう求めている。

カリフォルニア州では厳しい干ばつが何年も続いていたが、大量の降雨と降雪があったことからダムの水位が上昇。オーロビル・ビルが約50年前に建設されて以来の緊急事態になった。

カリフォルニア州の水資源局は12日、主要な放水路から毎秒10万立方フィート(約2830立方メートル)の放水を行い、ダム水位の低下を図ると発表した。

水資源局はさらに、水位は低下しつつあり、緊急放水路の水流は上限を約10センチ上回る程度まで減少したと補足した。

オーロビル・ダム周辺を管轄とする保安官は、ソーシャルメディアを通じて避難命令を出し、これは訓練ではないと警告した。

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Image caption 大量降水でダムの構造が損傷(11日)
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Image caption ダムの緊急放水路から溢れ出る水。技術者らは放水路で大きいコンクリートのかたまりが複数消失していると気づいた。

9日には、技術者らが放水路のコンクリートが複数カ所でまとまってなくなっているのに気付き、ダムの放水を開始していた。

オーロビルは州都サクラメントから北105キロの地点にあり、住民の数は1万6000人。住民らに対しては北に避難するよう命令が出た。

10日には、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が連邦緊急事態管理庁(FEMA)に対し、洪水と土砂崩れに伴う大規模災害を宣言するよう要請している。

(英語記事 Thousands told to evacuate in face of California dam risk

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