米大統領補佐官にマクマスター氏、解任されたフリン氏の後任

トランプ大統領はマクマスター氏(写真左)の起用をフロリダ州に所有するリゾート「マール・ア・ラーゴ」で発表した Image copyright AP
Image caption トランプ大統領はマクマスター氏(写真左)の起用をフロリダ州に所有するリゾート「マール・ア・ラーゴ」で発表した

ドナルド・トランプ米大統領は20日、解任されたマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任に、陸軍能力統合センター所長のH・R・マクマスター陸軍中将を起用すると発表した。

マクマスター中将は、イラクとアフガニスタンで政府の汚職撲滅に取り組んだ経験がある。

前任のフリン氏は、トランプ政権が先月20日に発足する前、ロシアの駐米大使と接触した際に対ロ制裁について協議していたとの疑惑をめぐり、マイク・ペンス副大統領に十分な説明をしなかったとして、就任3週間余りで解任されていた。

トランプ大統領は当初、フリン氏の後任にロバート・ハワード退役海軍中将の起用を打診していたが、ハワード氏は「個人的な事情」を理由に辞退していた。

トランプ大統領は、今回起用が決まったマクマスター氏について、「ものすごい才能と、ものすごい経験がある男」で、「軍のみんなにとても尊敬されている」と語り、同氏を称賛した。

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Image caption マクマスター氏は湾岸戦争での貢献で銀星章を受章している

ワシントンで取材するBBCのアリーム・マクブール記者によると、マクマスター氏は思慮に富みながも、率直な物言いをすることで知られている。モスクワとの親密な関係はないとみられ、最近では、ロシアの軍事侵攻に対抗する方策についての調査を任じられたという。

米タイム誌は2014年に、世界で最も影響力がある100人の一人にマクマスター氏を選び、同氏を「21世紀の軍隊における卓越した戦士兼思想家なのかもしれない」と評した。

マクマスター氏はノースカロライナ大学で米国史の博士号を取得。著書「職務怠慢(Dereliction of Duty)」では、ベトナム戦争への米軍の関与を批判した。

マクマスター氏は指名を受け、「国のために働き続けられるのを(中略)光栄に思う」と述べた。

(英語記事 Trump names Lt Gen HR McMaster as national security adviser

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